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魔術師ペンリックの使命 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2021/06/14 |
JAN | 9784488587154 |
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魔術師ペンリックの使命
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作に続き、ペンリックの活躍が描かれる。 今回は密使としてある国に渡るが、計略に陥り捕まってピンチに。 でも、「魔」が主人公を守って、脱出させてくれる。 もう一人、計略に嵌められた人物の治療と逃避行。 逃がそうとする人物に裏切られたり色々あったが、ここでも「魔」が協力してくれて、無事脱出。 最後はその人物の母親の救出まで請け負う。 それも主人公の人の良さか?恋心か? それぞれに進行が早く面白かった。 捌けた母親と娘の会話も面白い。 こんな母親、本当にいるのかな?
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こうした、まじめできれいな特殊技能もちの青少年(というには今回少し育っているが)が事件に巻き込まれて翻弄されつつどうにかこうにか困難を抜けていく話に弱いのですよ、世のおねえさんたちは。作者と登場人物(?)デズデモーナもそのタイプでしょうな。 ドン・ウィンズロウのかわいそうなニール...
こうした、まじめできれいな特殊技能もちの青少年(というには今回少し育っているが)が事件に巻き込まれて翻弄されつつどうにかこうにか困難を抜けていく話に弱いのですよ、世のおねえさんたちは。作者と登場人物(?)デズデモーナもそのタイプでしょうな。 ドン・ウィンズロウのかわいそうなニールくんのシリーズを彷彿とさせます。(ニールくん以外のドン・ウィンズロウはマッチョすぎて苦手) 今回は前作の巻き込まれ探偵ぶりは目立たず、一途な恋も含め、巻き込まれ青少年の珍道中といったところ。
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前作魔術師ペンリックがやや推理小説的展開であったところ、本作はギリシャっぽい雰囲気のセドニアを舞台としたファンタジーらしい舞台設定の物語になっている。3本の中編が収められているが、全て連続した物語。 ペンリックは熟達の魔を有する高いレベルの魔術師として奇跡的な魔術をバンバン披露...
前作魔術師ペンリックがやや推理小説的展開であったところ、本作はギリシャっぽい雰囲気のセドニアを舞台としたファンタジーらしい舞台設定の物語になっている。3本の中編が収められているが、全て連続した物語。 ペンリックは熟達の魔を有する高いレベルの魔術師として奇跡的な魔術をバンバン披露する万能キャラであり、やはりややラノベ感があるが、物語序盤からあっという間に敵の罠にかかり窮地に陥っており、ストーリー展開は飽きさせない。 「チャリオンの影」ほどの規模のストーリーはなく、一応個々の中編は独立しているため、一つ一つは小じっかりして小さくまとまっている。リムノスの話など、「え?これで終わり?」というあっさりぶりである。 ニキスの煮え切らない恋物語はさっさと片付けてもらい、これらがより大きなサーガを構成する重要なパーツであることを思わせる展開が、今後やってくることに期待したい。
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