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メイドイン十四歳
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/11/19 |
JAN | 9784065214435 |
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メイドイン十四歳
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商品レビュー
4.2
12件のお客様レビュー
個人的にナンセンスな設定が大好きなので期待して読んだ。 実際にはあり得ないこと(病気、機械、生き物など)が出てきても、物語の中でリアリティがあったり、確かな役割をしたりするなら、ホントに好きだ。ソーンダースが好きなんだから。安部公房も、藤枝静男も。(ハードル高すぎたか…) でも、...
個人的にナンセンスな設定が大好きなので期待して読んだ。 実際にはあり得ないこと(病気、機械、生き物など)が出てきても、物語の中でリアリティがあったり、確かな役割をしたりするなら、ホントに好きだ。ソーンダースが好きなんだから。安部公房も、藤枝静男も。(ハードル高すぎたか…) でも、これは、その必要あったのかな、と思ったし、設定が生きてないし、薄っぺらい印象。 まあ、自己をさらしたくないという気持ちと、目立ちたいという思春期らしい特徴があの姿と病気になったのではあろう。 しかし、もう少し掘り下げるなり広げるなりしても良かったのでは。大人たちもステレオタイプだし。 一番よくないのは、これだけの設定をしておきながら大して面白くないこと。ソーンダースくらいこころをゆさぶって欲しかったよ。
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見えているものが真実なのか、そこに疑問を持つことから、世界の見え方は変わってくる。主人公の素直な視点が、クラスの混乱に歯止めをかける。プラス方向の展開に、最後まで心地よく読めました。
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新年度中学生くらいの年齢にお勧めの本を探して。 中学二年生の吉留藍堂(よしどめ らんどう…伽藍堂の「らんどう」だー)は、自他共に認めるナチュラルボーン優等生。スマホには興味ないし、ワイワイ騒ぐ女子は苦手、勉強漬けは全く苦ではないし、<おっとり屋>と言われるほど悪い感情は浮かばな...
新年度中学生くらいの年齢にお勧めの本を探して。 中学二年生の吉留藍堂(よしどめ らんどう…伽藍堂の「らんどう」だー)は、自他共に認めるナチュラルボーン優等生。スマホには興味ないし、ワイワイ騒ぐ女子は苦手、勉強漬けは全く苦ではないし、<おっとり屋>と言われるほど悪い感情は浮かばないし、誰とでも同じ距離をもって接することができる。 唯一の秘密は毎週金曜日に「兎屋」という釣り堀にかっきり1時間通うこと。そこでの顔見知りのみなさんとちょっとした交流もある。最近の楽しみは、大好きな小説『ユーアーユー?』『サニーの黙示録』の個人的続編(二次創作?)を顔見知りさんから読ませてもらうこと。 そんな藍堂くんだから、先生からアメリカから転入してくる帰国子女のお世話を頼まれることになった。転校生の名前は浅窪沙斗(あさくぼ さと)くん。なにやら厄介な病気を抱えているらしい。 待ち合わせのバス停で浅窪くんをみた藍堂は驚いた。彼は顔も手も包帯で覆われていたのだ。「他の人には、ぼくの姿は見えないんだよ」そう言って浅窪くんは手首の包帯をちょっとずらして中身をみせた。…そこに見えたのは反対側の包帯の裏側、そう、手が見えない! でもナチュラルボーン優等生の藍堂は気にしない。だってどんな表情をしているかはわからないけれど、浅窪くんはとてもいいやつだって思えるんだ。 しかし学校のみんなはそうはいかなかった。なにこいつ、透明人間?だったら俺の生活覗かれたり、物を盗まれたりするかもしれないじゃん!? その雰囲気は、いままで「中立国」としてみんなと仲良く接して、いじられることさえなかった藍堂にも飛び火する。そう、みんなは藍堂に対してもあからさまに態度を変えてきたのだ…。 == <おっり屋>であっても心のざわつきはある。そんな14歳の藍堂くんの日々に、彼の愛読書『サニーの黙示録』の物語が入ってくる。 釣り堀「兎屋」の大人たちや、「ゴマフアザラシのゴマちゃん先生」と呼ばれる学校の先生との関わり方もとても良い。 ということで前半大変面白くて!読んだことのない感じで! その分後半に浅窪くんとのことがまあありがちな展開になってしまってちょいと残念だったなあ。あくまでも個人的にあまり…、ってことですが。 大人たちとの関わり、<おっとり屋>の藍堂くんが更に精神的に一歩進むことはとても良かったです。
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