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菊地成孔の粋な夜電波 シーズン6-8 前口上とコントの爛熟期篇
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菊地成孔の粋な夜電波 シーズン6-8 前口上とコントの爛熟期篇

菊地成孔(著者), TBSラジオ(著者)

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菊地成孔の粋な夜電波 シーズン6-8 前口上とコントの爛熟期篇

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 キノブックス
発売年月日 2018/12/05
JAN 9784909689184

菊地成孔の粋な夜電波

¥1,980

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2020/05/09

菊地成孔がパーソナリティを務めた番組の書き起こし。これで2冊目。  本著が発行される際にはすでに番組が終了することが確定しており前書き/あとがきにおいて番組終了することへの思いの丈を書きまくっていた。僕は当時あまりにもショックで打ち切られることを聞いてから番組を聞くことをやめたの...

菊地成孔がパーソナリティを務めた番組の書き起こし。これで2冊目。  本著が発行される際にはすでに番組が終了することが確定しており前書き/あとがきにおいて番組終了することへの思いの丈を書きまくっていた。僕は当時あまりにもショックで打ち切られることを聞いてから番組を聞くことをやめたので菊地さんの気持ちを初めて今回事細かに知った。そして読めば読むほど、どうして終わったのか理解できない…  タイトルどおり前口上とコントが中心になっていて一気に読むというよりも少しずつ楽しんだ。前口上は番組始まるときに菊地さんが読み上げる口上。シーズンごとにテーマソングがあり固定されたフレーズもあるんだけど徐々に表現が揺れていくところがあり飽きずに読める。毎週こんな言葉の羅列を思いつくためには一体どんなインプットをして、どのようにアウトプットしているのかとても気になる。パンチラインはそこかしこに忍んでいたのだけど、いくつか抜粋。 ・優勝国? そんなものはどうだっていいじゃありませんか。いい気分になった奴が優勝です。 ・まあ、ハリセンボンの肥ったほうの人風に言うと「検索してんじゃねえよ」、ということですね。 ・世界一恥じらい深く、感情表出恐怖が強く、優しいが陰湿で気が弱い、つまりトップレベルのシャイネス国家に住む我々にとって、恥ずかしさは死闘を繰り広げるべき怪物となり、世界中のどの国の伝説とも違う、死闘の足跡を刻んでいくこととなった。その結果、いきなりキレる以外は、侘び寂び、そしてちゃっかりと呪いに満ちた、とても奇妙なひねくれ屋と毒舌家が世に満ちた。 ・真のリラックスタイムというものは、音楽という、生きて動き回る建築、空中に溢れ出す絵画、最も抽象化された性の営み、の中にしか存在しない模様です。 21世紀になっても。恐らく 22世紀になっても。 音楽紹介はほとんど無かったものの、ラストに「はじまりのうた」という大好きな映画のテーマソングである「Lost Stars」の紹介があり、それが映画への愛に満ちていてもう一度見たくなった。復活しないかなぁ、粋な夜電波。

Posted by ブクログ