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『源氏物語』女三の宮の〈内面〉 新典社新書72
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新典社 |
発売年月日 | 2017/12/20 |
JAN | 9784787961723 |
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『源氏物語』女三の宮の〈内面〉
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身体も声も小さく、内面がないと言われる女三の宮に対する評価は不当と筆者が憤ります。父朱雀帝から巣立ち、父の元に戻ったとする父娘関係や森茉莉の「甘い蜜の部屋」との類似性に着目したのは面白い。ただ、内面がないという論を批判するなら、その文献を紹介してからにして欲しい。そもそも女三の宮...
身体も声も小さく、内面がないと言われる女三の宮に対する評価は不当と筆者が憤ります。父朱雀帝から巣立ち、父の元に戻ったとする父娘関係や森茉莉の「甘い蜜の部屋」との類似性に着目したのは面白い。ただ、内面がないという論を批判するなら、その文献を紹介してからにして欲しい。そもそも女三の宮は当初こそ物言わぬ風ですが、妊娠してからは変化します。自我を見せ、我を通すのです。この過程は改めて指摘されるまでもありません。内面がないと見える部分に何があるのかを知りたいのです。
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