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2016/09/17

青い情動が無軌道な欲望と化す

作者初の中編たるタイトル作【青の欲望】(全3話+1話)を中核とする全11話の作品集。各作品の初出の掲載雑誌や掲載時期が異なるのはこれまで通りで、本作では2014~2016年をメインとして他に2008年、2012年、2013年の作品を収録。4頁カラーの小品があれば24頁の作品もあっ...

作者初の中編たるタイトル作【青の欲望】(全3話+1話)を中核とする全11話の作品集。各作品の初出の掲載雑誌や掲載時期が異なるのはこれまで通りで、本作では2014~2016年をメインとして他に2008年、2012年、2013年の作品を収録。4頁カラーの小品があれば24頁の作品もあってボリュームはまちまち。 一部を除いて学生かそれに準ずる若者の主人公が同級生や母、姉、兄嫁とった様々なヒロインから誘惑されたり逆に凌辱したりとバラエティに富んだ内容は、結末を含めた作風もコミカルから救いの乏しいものまで様々なので寄せ集め感は否めないのだが総じて高水準と言える。あとがきによれば近親相姦を扱うのも初の試みだったらしい。 ちょっと気になるのは本作内の【課外授業】という作品が作者の処女短編集のタイトルと同じなこと。しかも、その処女短編集にも『課外授業』という作品がある。ヒロインたる女教師の容姿も同じように見えるのだがストーリーは異なるため前日談か後日談なのであろうか。 しかし、それにしても美麗な作画である。高校生の実母にしては容姿が若々し過ぎる気もするが、カチューシャ(ヘアバンド?)の黒髪ロングで泣きぼくろのある【青の欲望】のヒロインなどは個人的な好みもあってストライク。この母が鬱屈した息子の取引の材料にされてしまい、息子の悪友達から散々な目に遭い、母子相姦にまで発展する墜落のいやらしさが溢れていた。このインパクトに比べると他の短編は興奮度がやや下がるのだが、それでも実姉との切ない相姦もあったりして全体的には上々の物語と淫猥度の高い描写が続いていたと思う。

DSK

2016/07/06

台湾のウェブサイト、楽淘オクで経由し2016年7月12日に入手した。(236落札+50楽手+40日送+24銀手+135海送+15黒送-5楽割=NT$495)

Posted by ブクログ