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緋の収穫祭 創元推理文庫
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緋の収穫祭 創元推理文庫

S.J.ボルトン(著者), 法村里絵(訳者)

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緋の収穫祭 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2014/04/12
JAN 9784488207076

緋の収穫祭

¥220

商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2024/03/26

これは最高ですよ。 大体がホラーというかサスペンスというか怪奇というか。そういうのに必須のアイテムと言えば、謎の田舎町、奇形児とか異形とか、そして変態である。いやもちろん今とってつけて言っているわけだけど、こういうアイテムは江戸川乱歩とか昔のやつでは普通だったのに、段々と世間の風...

これは最高ですよ。 大体がホラーというかサスペンスというか怪奇というか。そういうのに必須のアイテムと言えば、謎の田舎町、奇形児とか異形とか、そして変態である。いやもちろん今とってつけて言っているわけだけど、こういうアイテムは江戸川乱歩とか昔のやつでは普通だったのに、段々と世間の風も厳しくなってきて、クリーンになりがちなわけで。でもさ、変態と子どものペアはジャニーさんにもあるように一般的じゃん。ということを著者は言いたいわけですよ。 まぁ知らんけど。 とまぁ嫌な感じのダークさが好きなもんだから割とドンピシャリでしたわ。

Posted by ブクログ

2023/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙が怖すぎるんですが、 読み始めて、中も怖かったw。 ミステリじゃなかったっけ? これ、ホラー小説? と 3/4位まで思ってた。 最後の方でやっと、「あぁ、そうよね、ミステリよね」って。犯人が誰かって話にやっとなって思い出した。 読んでて心臓がドキドキしっぱなし。 理由は怖くてw トムが、ジョーが、ミリーが、いなくなったった時、 殺されてしまったのではないかと、本当にもう、ビクビクしながら読み進めてました。 何度も何度も特に狙われるミリー。 あと、違うフォントで書かれている所は、「誰」なのか?そして、その人物は敵か味方か? ジョーはなぜトムに見えている女の子のことを秘密にするのか? ジョーはその子と何を話ししてるのか? ミリーにも見えているのか? ハリーが見たのもその子なのか? そしてその子は実在しているのか? 閉鎖的な環境の町ヘプトンクラフの秘密は何なのか? ジリアンの娘は火事で死んだのか? 冒頭で見つかった二人の子どもの遺体は誰なのか?そして、なぜ、そこに埋葬されていたのか? こういうの、嫌いじゃないんですけど、怖くて、 何度か休憩挟まないと進めない。 なのに、やめられなくて、休憩はするけど、続き読む。 子どもたちがいなくなる>探す>見つかる の 繰り返しで神経すり減る。 私の心はアリスと共にあった・・・ トムは良い子だし、ジョーとミリーは可愛いし。 トムが見たことを両親に話して信じてもらえなかった時は切なかったなぁ・・・ 町を牛耳っていた人物がやった事が発端で起きた事件だった。 元々は被害者だったのだけれど、復讐が高じて、殺人を楽しみ始めた。 最後の最後まで、危険にさらされるフレッチャー家の子供たち。 本当に無事でよかった。 怖すぎたけど読み進められたのは、フレッチャー家の子供たちが可愛いのと、ハリーが司祭なんだけど司祭らしからぬ所もあって、完璧な人物ではないけれど、子どもの気持ちを汲み取ることのできるやさしさを持った隣人だったからかなぁ・・・ 精神的に追い詰められる系は、本当に心臓に悪いwww 閉鎖的コミュニティものは怖い怖いイメージがございますが、その通りの作品でございますw 怖いからこその一気読み。

Posted by ブクログ

2016/10/31

S.J.ボルトンの新作。 独特な陰影のある作風で、スリリング。 「血の収穫祭」という伝統的な儀式が残っている英国の小さな町でのこと。 閉ざされていた古い教会が再開されることになり、新しい司祭のハリーが赴任してきます。 同じ頃、教会の隣に家を建てて、子供が3人いる一家が引っ越して...

S.J.ボルトンの新作。 独特な陰影のある作風で、スリリング。 「血の収穫祭」という伝統的な儀式が残っている英国の小さな町でのこと。 閉ざされていた古い教会が再開されることになり、新しい司祭のハリーが赴任してきます。 同じ頃、教会の隣に家を建てて、子供が3人いる一家が引っ越してきました。 上の男の子二人は近所を探検しながら、不可解な出来事に遭遇します。 誰もいないはずなのに声が聞こえ、しだいに募る恐怖感‥ そして、末の女の子に危険が? これはホラー?と思うような雰囲気。 閉鎖的な村の描写が丁寧で、鮮明な画面が見えるよう。 登場する村の人たちは個性的ですが、何を考えているのかわからない‥ 村に出入りする精神科医のエヴィもハリーと出会い、しだいに巻き込まれていきます。 このエヴィの抱いている緊張感が、ボルトンのいつものヒロインぽいですね。 子供や若い司祭の視点から解き起こされる角度が新鮮。 後半は、ホラー色は薄れて怒涛の展開に。 最後もかなり捻ってあり、描写の上手さは感じられるけど、なんだか‥ いきなりハッピーにも出来ないだろうけど、やや捻りすぎかも。 力のある作家だと思います☆

Posted by ブクログ

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