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姉川の四人 信長の逆切れ
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姉川の四人 信長の逆切れ

鈴木輝一郎(著者)

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姉川の四人 信長の逆切れ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞社
発売年月日 2013/08/12
JAN 9784620107912

姉川の四人 信長の逆切れ

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商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2023/05/10

合戦シーンがすごく詳細。 もちろん作者の脚色込みだろうけど、丁度、大河ドラマ《どうする家康》の姉川の合戦の回を見逃してたので、コレで繋がりました(笑) ちなみに「著者は岐阜県大垣市に在住し、大垣・関ヶ原・姉川・小谷は現地踏査が容易である」そう。

Posted by ブクログ

2022/09/10

長い話だったがコミカルで光秀がお茶目で楽しく読めたけど、最後の方がお腹いっぱいで読むのではなく見ていただけだけど緊張が弛んだのが伝わる。今まで読んだ信長の小説とは全く違う愛嬌ある話になっている

Posted by ブクログ

2020/01/13

楽しみながら読んできた鈴木輝一郎氏による「四人シリーズ」の4冊目です。戦国時代の主役とも思える、信長・秀吉・光秀・家康が同じ場所にいた、という想定で書かれた歴史小説の4番目の舞台(私が読んだ4番目です)は、信長が慌てて戦場から逃げ帰ったといわれる、姉川の戦いです。 戦国時代を数...

楽しみながら読んできた鈴木輝一郎氏による「四人シリーズ」の4冊目です。戦国時代の主役とも思える、信長・秀吉・光秀・家康が同じ場所にいた、という想定で書かれた歴史小説の4番目の舞台(私が読んだ4番目です)は、信長が慌てて戦場から逃げ帰ったといわれる、姉川の戦いです。 戦国時代を数時間の授業で終わった中学、高校時代の記憶しかない私の「浅井長政像」とは、朝倉家や父親を慮って決断ができずに、いずれは信長に滅ぼされてしまうものでしたが、この本によれば、浅井長政は強かったのですね。驚きました! 今後は有名な戦いにおいて、惜しくも弱者側になってしまった人たちにもフォーカスをあてて書かれた本や小説を読んでみたいなと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・組織戦闘が主流のこの時代(戦国時代)、剣術・槍術などの個人格闘技は「武芸」としてさげすまされていた。そもそも大将みずから護身術を駆使せねばならないような合戦は、すでに負け戦である(p39) ・戦国武将は死と隣り合わせなので勇猛果敢な印象があるが、実際は変節と屈折、内通と陰謀を組み合わせているのが通例である(p53) ・征夷大将軍がいる場所が幕府なので、足利義昭が織田の本陣につけば、浅井長政はいやがおうでも幕府(天下の政道)に反逆する立場に置かれる(p70) ・柴田勝家は信長に謀反を計画した経験がある、丹羽長秀、佐久間信盛は桶狭間の合戦のとき、信長を見捨てて参陣しなかった(p72) ・戦国武将には戦うための優先順位がある、1名前、2所領、3命、4利益、銭金と命の順位の低さは変わらない(p87) ・大麻はもっも身近な農作物のひとつであった、実や下剤、種子は食用、茎は乾燥させて松明、上質紙の材料にもなった。木綿の国産化が成功していなかった戦国時代では、重要な衣料素材でもある。この時代には喫煙の習慣、発想はなかった(p107) ・鉄砲隊は兵力として運用するには費用がかかりすぎる、弾薬・弾丸を購入する資金力が必要となる、弓矢はその点、矢は消耗品であっても山地に自生している矢竹を伐採して調達できる(p137) ・信長は、小規模軍事と大衆煽動、経済に突出している、一方、意思疎通能力が絶望的に低い(p145) ・戦国時代の主君の重要な仕事は、家臣団の目標設定、意欲の維持、人間関係の調整である(p148) ・騎馬武者の首をひとつとれば、彼の指揮する、槍隊・弓隊・礫隊・鉄砲隊が退却することになる、総大将の首をとれば戦局そのものがひっくり返る(p176) ・合戦は三面=囲碁・将棋・双六に似ている。三面のほうが、本物の合戦から要素別に抽象化し遊戯にしたもの。陣取りや領地の攻勢の要素を取り出したのが「囲碁」、将兵の個性を踏まえて適材適所に人物を配する用兵術を取り出したのが「将棋」、運によって変化し続ける戦局から最善手を選ぶ要素を取り出したのが「双六」(p186) ・戦国の一個小隊は、弓隊・鉄砲隊・礫隊、槍足軽、徒歩武者、騎馬武者、伝令、隊長から構成され「備」と呼ぶ(p194) ・合戦では、刀はあまり実用的な武器ではない、護身のため、敵の首を討つため、戦場で逃亡を図ろうとする味方の足軽を切り捨てるため(p215) ・合戦と「祭り」は似ているが違う点、1)命のやり取りの有無、2)本物の合戦では開始の合図はない(p223) ・外見に特徴のある家康や秀吉、浅井長政はそう簡単に影武者を立てられない、武田信玄が本陣にどっしり構えていられるのは、幾人もの影武者を仕立てているから(p229) 2020年1月13月日作成

Posted by ブクログ

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