叔母（父の妹っぽい）と甥との甘々な蜜月の日々（全１０話）。短編集ではない。以前より叔母を慕っていた甥と、夫の浮気を憂いつつ、そんな自分に少し自信を失いかけたところで再会した甥を「男」として意識した叔母とがあっさり恋仲になるので背徳感はほとんどない。第１話で温泉が舞台かと思いきや、さっさと戻ってきた第２話では淫らで爛れた日常がすぐさま始まり、続く第３話で早くもお尻まで責められる。第７話で別のカップル（義母＆義息）が出てきて展開の広がりを伺わせるも第８話であっさり本線に戻ってくてやや肩透かし。要するに、物語の起伏はあまりなく、最後までまさに Sweet な Days を送り続ける２人なのである。まぁ、第８話で叔母のちょっとした秘密が吐露されたり、冒頭を伏線とした最終話から結末はとってもハッピーだったりと、それなりにドラマはあるので読後感は悪くない。ラヴストーリーと見れば、むしろイイ感じ。 ただし、本作は官能面から見るべきであろう。むっちむちな色気と妖艶さを持ちながら可愛らしくもあり、基本的には初心な叔母が熟女好みな諸兄の琴線に触れるであろう魅力を放っている。軽い調教含みな官能描写が全編に渡って巡るめくである。むしろ、第１話で最初のアプローチと基本的な関係構築を済ませたことで、あとは官能に次ぐ官能のオンパレードに特化している構成とも言える。やや繊細なタッチながらも肉感的な熟女が甥との愛情と肉欲に溺れ、アヘ顔を晒しながら潮吹きに失禁もイタしてしまうほどの堕ちっぷりをこそ堪能すべし、ということであろう。この淫猥度は相当なもので、青年コミックとしてはかなり実用性の高い作品と言える。