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3話目の前半くらいまで乙女(ヒロインの名)の顔が定まってない気がしましたけど、後半になるほど男性陣の顔も良くなってきたし、シリーズ作品は1年余りでも作者の変化がよくわかりますね。1冊まるごと連載というのは初めだったわけですが満足できる出来だったと思います。 内容は東京の大学...
3話目の前半くらいまで乙女(ヒロインの名)の顔が定まってない気がしましたけど、後半になるほど男性陣の顔も良くなってきたし、シリーズ作品は1年余りでも作者の変化がよくわかりますね。1冊まるごと連載というのは初めだったわけですが満足できる出来だったと思います。 内容は東京の大学に通いながらバーテンのバイトをしている練(れん)を追いかけるように上京してきた乙女とバイト先の女性紅穂の3人をメインにストーリーが展開される。基本ストーリー自体は目新しいものではないが細部の演出や味付けはURAN氏自身の個性が出せてると思うし、エロ展開とのつながりも悪くはなかった。作品としては勝負展開になるが、乙女の部屋のとなりで練と紅穂と激しく交わった翌朝からの行動はこの作品を自立させる意味では価値のある演出だった。直後は顔にも態度にも出さなかった乙女がそのまま流されるように抱かれた次の朝、練が電話で紅穂と話をした後居なくなったことを知り、自分ではなく紅穂を選んだのだと考えてしまう。不安を感じながらも口に出さず抱かれることで自分をごまかそうとしていた乙女の気持ちの動きがよく表現できていたと思う。 とりあえず3作目にしてシリーズ作品に挑戦し、なかなかの出来で終わったことは今後にますます期待させるものがあります。個人的には羞恥プレイのシーンはなくてもよかったかなぁと思い、作画のバランスがやや安定しないことと加えて4点としました。
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