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夜あけのさよなら 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1997/01/01 |
JAN | 9784101175034 |
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夜あけのさよなら
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夜あけのさよなら
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
私の持ってる文庫本は昭和58年発行の19刷で、ページがすっかり茶色くなってしまった。単行本の刊行は昭和49年とある。うひゃー、すぐには何年前か計算しにくいくらい古い。でも読み返すたびにひきこまれて、前読んだときよりもっと良かった!と、その都度思っている気がする。田辺聖子先生の小説...
私の持ってる文庫本は昭和58年発行の19刷で、ページがすっかり茶色くなってしまった。単行本の刊行は昭和49年とある。うひゃー、すぐには何年前か計算しにくいくらい古い。でも読み返すたびにひきこまれて、前読んだときよりもっと良かった!と、その都度思っている気がする。田辺聖子先生の小説では一番好きかもしれない。 全然古臭くなくて、四十年以上前の作品だという気がしない。そりゃあさすがに、時代を感じさせるところは多々あるわけだけど、描かれている青春の切なさは永遠だと思うのだ。OL(っていう言い方も今はしないのかな)のレイ子が、ほんとどこにでもいそうな、いや、どこにでもいた感じの女の子として生き生きと描かれている。今やこんなフワフワした娘さんはあまりいないかも。懐かしいような気がする。 そして、私の大のお気に入りが、レイ子の恋人である優。彼は京都に住む大学生なのだが、屈託を抱えていて、レイ子にはつれない。レイ子が優を訪ねて京都を訪れる場面がとても好きだ。当然だが携帯電話なんかない時代、二人のつきあい方はいたってもどかしく、そこになんとも言えないノスタルジーを感じてしまう。 田辺先生らしく明るい場面も多く、全体のタッチは決して深刻ではないけれど、ほろ苦い憂愁の気配も漂う。そこが「青春小説」だなあと思う。
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5.6年ぶりくらいだな~、田辺さんの本。 この人の本ってこんなに「のほほん」とした感じだったっけ? 主人公の女の子が、年下の彼氏や、同僚、ふとしたことから知り合った独身の社長さんと、いろんな人に心を傾けていく様子をえがいた本。 でも、結局HappyEndにはならず。 最後の終わり方はちょっと衝撃的で悲しかった。 本全般としては、ほんのりとした柔らかさが漂い、単調に話が進んでたんだけどね~。 最後にやられたね。
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ところどころ、言葉が古いなとは感じるけど、手に取りたくなる田辺聖子。 この作品は、篠崎氏の人柄が飾らなくて素敵だけど、全体的にはまぁまぁな印象・・。 篠崎氏の別荘でお好み焼きを焼く場面では、私も無性に食べたくなった!下品な食べ物ほど美味しそう、という言葉に納得。
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