商品レビュー
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いつも通りの独自な「葵ワールド」にちょっとだけ変化球あり?
表紙の作画や色付けが随分上手くなったと思ったが、今回も助けを借りているようで、この作者はよほどカラーを苦手としているのか。それでもかなり煽情的でグッドな表紙である。タイトルが示すように、今回も(義姉や女教師の作品が1編ずつあるものの)基本的に人妻、人妻、人妻のオンパレードな全9編...
表紙の作画や色付けが随分上手くなったと思ったが、今回も助けを借りているようで、この作者はよほどカラーを苦手としているのか。それでもかなり煽情的でグッドな表紙である。タイトルが示すように、今回も(義姉や女教師の作品が1編ずつあるものの)基本的に人妻、人妻、人妻のオンパレードな全9編である。そして、あからさまではないものの、ヒロインから誘惑する展開の作品も幾つかある。押しに弱いヒロインをじわじわと追い込んで合体まで持っていく普段の定番的作品群の中に、少しだけ異なるテイストが醸されているのは新境地の兆候か?と見えなくもない。それでも全体としては充分過ぎるほど充分に官能的な、いつもの「葵ワールド」である。 本作も強烈な凌辱作品が収録されている。なかなか子供が授からない嫁に業を煮やした義父の執拗な「マッサージ」から無理強いの合体に発展するストーリーは、いつもながら無慈悲にして鬼結末。ファンの間では賛否の分かれることもある凌辱作品と認識しているが、作者の中ではおそらくあまり垣根が無いのでは?と推測している。迫る男がエグいか否か、困惑するヒロインが流されるか否か、作品の雰囲気が陰鬱か否か。こうした設定の違いで演出を変えるものの、ストーリー展開の骨子はどちらも大体同じだし、どちらも最後はヒロインが堕ちるからである。要するに、登場人物のキャラ、あるいは思いついた物語によって終始鬱な展開と結末にするか、明るい方向にするかを変化させているものと思われる。雰囲気が重要だとの意見も確かにあろうが、思い起こせば葵作品は大概「迫る男に困る女」なので、根っこは同じだと思ってしまうのだがいかがだろう。どちらにせよ、ぐんぐん上達を見せる作画によって、魅惑のヒロイン達が悩ましく艶めかしく淫らに乱舞する「実用性」の高い作品には相違ない。
DSK