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女から牝へ堕ちる表現が見事
表紙のイメージよりも随分ハードな印象である(激しくて無慈悲な凌辱という意味ではない)。ついでに言えば、中身はもう少しラフな描き方で、表紙ほど可愛らしくはないが、慣れるまで少し違和感があるものの不快でもない。そんなことが些末に思えるほど深く激しく交わり合う描写が秀逸だから気にならな...
表紙のイメージよりも随分ハードな印象である(激しくて無慈悲な凌辱という意味ではない)。ついでに言えば、中身はもう少しラフな描き方で、表紙ほど可愛らしくはないが、慣れるまで少し違和感があるものの不快でもない。そんなことが些末に思えるほど深く激しく交わり合う描写が秀逸だから気にならなくなる。もぅ、いやらしいったらない。ヒロイン側の視点で描かれるので、感情の昂ぶりがダイレクトに伝わってくる感じがする。物語全体がヒロインのモノローグで進む作品もあって、その受け身な表現により読み手の嗜虐性が刺激される。全12編(うち2編は4頁の小品)の短編には多彩なシチュエーションと様々なタイプのヒロインが詰まっており、どこまでも果てしなく昇りつめては牝に成り果てて一気に堕ちる様が見事である。特にお姉さんキャラ優位で始まったのが、思いの外責め込まれ、乱され、追い込まれる攻守逆転にそそられる。リアルな描写から弾ける白い液と、それを受け止める器の表現も独特なもので、ヒロイン達のお腹の中はたっぷんたっぷんである。表紙カバーを外した本体の表紙と裏表紙にもエピソードの補完的オマケがある。
DSK