ピラミッド 封印された数列(上)

ウィリアムディートリッヒ【著】, 村上和久【訳】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2009/01/09
• JAN: 9784163278506

商品レビュー

2014/11/06

装丁とタイトルがよかったので手に取りましたが内容ははいってきませんでした……。

日本語版本文・カバーデザイン、イラスト
増田寛

装丁
関口聖司

カバー写真
・デンデラ神殿の天体レリーフ『エジプト誌』収録の版画より。
・アニの『死者の書』より。アケト提供。
（敬称略）

2010/10/25

フランス革命直後のパリに滞在するアメリカ人イーサン・ゲイジがカードゲームの賭け代でせしめたメダルには、古代エジプトの秘密への暗号が隠されていた。メダルを狙うシラノ伯爵はゲイジに殺人の濡れ衣を着せて追い詰める。メダルの秘密と引き換えに、若き野心家ナポレオンの保護を受けたゲイジは、エジプト遠征軍とともに戦乱のエジプトに降り立った―。フリーメーソン、エジプト式儀礼派、そして黄道十二宮の碑版…ギザの大ピラミッドに埋め込まれた数値の数々とは（「ＢＯＯＫ」データベースより）

もうピラミッドとか古代から伝わるメダルとかそーゆーものに惑わされるのはやめようって何度も思うんだよね・・・。
でも何度も引っ掛かっちゃうんだよね・・・。

だってだって、インディ・ジョーンズ世代っ子なんだもん！！

最近とみに流行っている、知的トリビアが詰め込まれたアドベンチャー小説なんですが、今回珍しかったのは現代ものではなく、ナポレオンのエジプト遠征時を舞台にしたところ。
それが成功しているかはさておき、まー話が進まない進まない！
ダン・ブラウン系の、サクサク話が進むジェットコースター小説になれてしまったからなのか、あまりの話の冗長さに途中でくじけそうになったりもしました。
でもきっと後半はあっと驚く真相が、あっと驚く方法で語られるに違いない！と思い、がんばってページをめくるワタクシ。
果たしてその思いは報われるのか・・・、以下、下巻の感想へ～。