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2009/10/21

超絶美麗な描写と変態趣味は本作でも健在

前作から察するに作者の印象は「超絶美麗な女性を描く変態作家」なのだが、これは本作でも揺らがない。つまり、本作も前作と同様に無慈悲でバッドで変態的に突っ走っている作品である。まぁ、タイトルからしてこれは充分に予想可能なことではあるのだが、続編としての何かしらの上乗せはあまり無く、大...

前作から察するに作者の印象は「超絶美麗な女性を描く変態作家」なのだが、これは本作でも揺らがない。つまり、本作も前作と同様に無慈悲でバッドで変態的に突っ走っている作品である。まぁ、タイトルからしてこれは充分に予想可能なことではあるのだが、続編としての何かしらの上乗せはあまり無く、大量の素材を前作と本作の2冊に分けたような印象でもあり、ストーリー展開からくるいやらしさや破壊力についてはむしろ前作の方が上。なので少し辛口になってしまうのだが、それでも前作の数字に倣って色に拘った遊び心のある各話のタイトルやカラー4頁のSSに光るものはあるし(【皇女 エレナ】はブサイクな王子といい、珍しいコメディ落ちといい実にナイス!)、相変わらずの美しさと麗しさで描かれる女性の悩ましくも艶めかしい様を堪能することはできる。また、本作にも大きい方の粗相があって作者のよほどの排泄好きも窺い知れるが、今回は全身ラバースーツという、これまた趣味全開にして正常(?)な読み手を困らせる作品がある。ラバーで包まれた肢体では昂ぶらない人のためか裸体を並べてイメージを補完しているが、このために同じポーズの女性を時に2つずつ描かなくてはならないのに、それを厭わず作品として完成まで漕ぎつけているのはある意味天晴れというかさすがだと思った。どちらにせよ好きな人には堪らない作品だとは思うが、やっぱり万人向けではないと言わねばなるまい。あと、要素に欠けるところは特に無いと思うのだが、なぜか実用にだけ欠けるところがある。いろいろな意味で不思議な作品という言い方もできると思うのだがいかがだろう。これだけ美麗な女性を描くのだから、良い意味で没個性なフツーの作品を見てみたいのだが、これだけマニアックでディープなのが好きな作者では無理っぽいなぁ。

DSK

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