商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
わたしの六月はゾンビ月間。 「ゾンビ」で検索してたどり着いた一冊。 トゥルーロマンスを口ずさみながら読み始めたら、タイトルのきっかけははたして「筋肉少女帯」だったらしい。 短編集であり、表題作を含め直接的な「ゾンビ」の描写はないし、間接的にも関連は薄い。 「自分の意...
わたしの六月はゾンビ月間。 「ゾンビ」で検索してたどり着いた一冊。 トゥルーロマンスを口ずさみながら読み始めたら、タイトルのきっかけははたして「筋肉少女帯」だったらしい。 短編集であり、表題作を含め直接的な「ゾンビ」の描写はないし、間接的にも関連は薄い。 「自分の意志を持たない」の比ゆ的なモノをさらに希釈た表現な印象。 初出を見ると、掲載された雑誌がサンデー系マガジン系出版社を跨いでの収録となっている。 プロフィールを見ると・・・ああ「ナナコング」の人だったのか。 当時好きな作品だった。 ラブであり、ピンクであり、期待にそぐわない程度にはお色気あり。 性生活を含んだり軽く触れたりしながらの恋愛譚がメインか。 青春だったり、田舎暮らしだったり。 よくあるテーマを、よくあるまま表現した布陣。 成年マークもないし、エロ漫画ほどエロくはないが、青年誌メインでありエロ描写を指示されての作品群のようだ。 よくあるテーマと書いたけど、切り取り方は独特で、何となく心に引っかかる塩梅が心地いい。
Posted by