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本巻はティモレオン、アエミリウス・パウルス、ペロピダス、マルケルスの伝記を収録する。ティモレオンについてはシケリアの独裁制を打倒した事績が、アエミリウス・パウルスについてはアンティゴノス朝マケドニアを滅ぼした事績がクローズアップされ、この二人が名誉を保って生涯を終えたことが分かる...
本巻はティモレオン、アエミリウス・パウルス、ペロピダス、マルケルスの伝記を収録する。ティモレオンについてはシケリアの独裁制を打倒した事績が、アエミリウス・パウルスについてはアンティゴノス朝マケドニアを滅ぼした事績がクローズアップされ、この二人が名誉を保って生涯を終えたことが分かるようになっている。他方で、ペロピダスとマルケルスについては、前者はエパメイノンダスとともにレウクトラの戦いでスパルタを破り、後者はファビウス・マクシムスとともにハンニバルを悩ませたという功績を持ちながら、最終的に怒りや軽率さによって命を落とした点がプルタルコスの批評の対象になっている。プルタルコスは二人を「無思慮」によって死んだ人と述べるが、ペロピダスは独裁者に対する怒りに我を忘れてしまい無謀な攻撃をしたために死んだのに対し、マルケルスは陣地の地勢を見るために出かけたところ伏兵にあって「斥候や尖兵」のごとく死んでしまったので、後者は前者に対して一段劣るというのがプルタルコスの見解である。
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