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狂気すら感じさせる暗欝とした凌辱劇の数々
読み手によってはまさしくタイトル通りの息苦しさを感じるかもしれない。元よりハードな凌辱テイストを得意とするレーベルであり作者でもあるが、それにしても、と思いたくなるほどの精神的ハードさを宿す作品集である。 高飛車なヒロインに小太りなブ男というのは板場作品でよく見られる設定。...
読み手によってはまさしくタイトル通りの息苦しさを感じるかもしれない。元よりハードな凌辱テイストを得意とするレーベルであり作者でもあるが、それにしても、と思いたくなるほどの精神的ハードさを宿す作品集である。 高飛車なヒロインに小太りなブ男というのは板場作品でよく見られる設定。本作にも多く用いられており、一週間以上風呂にも入っていない強烈なムスコをしゃぶらされるような描写も同様だが、今回はそのえげつなさが際立っていたような気がする。そして、板場作品ではお馴染みのアヘ顔もかなりイッてる感じに描かれている。こうした作者らしさが大好物であれば問題ない、というか大歓迎かもしれない。しかし、今回はちょっとイキ過ぎというか、ストーリー展開にしてもキャラの堕ちっぷりにしても壮絶過ぎるような気がするのである。好みと言えばそれまでではあるが、こぅ、何と言うか、当時の作者に「大丈夫?」と声をかけたくなるような無鉄砲さというか、破れかぶれの無軌道な不安定さというか、そんな暗欝な雰囲気を漂わせている。 悲劇的でバッドエンドなストーリー展開が大勢を占めるが出来は良く、とりわけ中編でのヒロインが移行していく流れは秀逸である。作画も申し分なし。可愛い系の美少女からシャープ系のお姉さんまで幅広く網羅されたキャラ達が無理強いの責めを延々と受け続け、淫らに堕ちていくまでの鬱屈した凌辱劇が多数収録されている。
DSK