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新入生を迎えて始まる新展開
【鮫島】 ますます淫らに変貌する助教授を冒頭で責め立てる 【目白】 助教授に筆おろしをしてもらう新入生で後半のメイン ビワの失脚によってスキャンダルも回避、新展開を迎える本シリーズ後半のテーマはスバリ「嫉妬」。前巻までを「狙われるヒロイン的凌辱展開」とすれば、ここから...
【鮫島】 ますます淫らに変貌する助教授を冒頭で責め立てる 【目白】 助教授に筆おろしをしてもらう新入生で後半のメイン ビワの失脚によってスキャンダルも回避、新展開を迎える本シリーズ後半のテーマはスバリ「嫉妬」。前巻までを「狙われるヒロイン的凌辱展開」とすれば、ここからは「ショタコン的誘惑展開」となろう。なにせ、あの鷹月助教授が純真で弱気な好青年、目白クンの筆おろしまでしてしまうのだから。ただ、シリーズ全体の主題である助教授の本性についてはブレていないので、これはこれで面白い展開と言える。そして、この根底にあるのが目白クンと一緒にやって来た【摩耶野沙織】に興味を示す鮫島への嫉妬である。鮫島の毒牙から逃れらそうな状況にありながら悶々としてしまう、何だか満たされないものを覚えてしまう助教授の哀しい性が描かれおり、淫らに変貌を遂げた自分が求めるものは何かという問いへと繋がっていく。また、沙織は沙織で助教授への憧憬を隠さない目白クンと助教授に嫉妬を覚える。ホテルへと向かう目白クンと助教授を目撃して嫉妬の炎に燃えるのだが、その矛先が助教授に向かうところが女性的であり、この沙織の狂気的嗜虐性もまた後半の見どころとなっている。 肝心の濡れ場としては当然ながら目白クンとの情交である。束の間のデートで飲み過ぎた目白クンを介抱した時に芽生えた『かわいい』という年下への想い。自らリードして男を自分色に染め上げる快感を覚えてしまう助教授の慈愛に満ちた情交が、初めての割にいろいろと体位に変化をつける目白クンの頑張りとともに第38話~第41話にかけていやらしく描かれる。果てた後の目白クンのムスコが未だカタいのを知って『まだ時間はたっぷりあるわ…』と2度目をおねだりする様はまさに妖艶な熟女による誘惑展開である。後日、我に返って罪悪感を覚える助教授の動向が楽しみである。
DSK