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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2025/11/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

『キャプテン・フューチャー』シリーズで通俗作家扱いされるハミルトンの短篇集、面白いものが多い。 「呪われた銀河」 アメリカの片田舎に落下した切子状の表面をもつ物体が膨張宇宙と関わる知性体を解放してしまう話。 「反対進化」 舞台はジャングル。原形質生物との出会い。じつはこちらの方が高度な生物だという話。 「超ウラン元素」 月面基地で超ウラン元素を合成する科学者達の話。知性をもった元素に操られそうになる。 「異境の大地」 ラオス。ジャングルでのホラー。薬物で生体サイクルを極端に遅くし、植物と同じ時間を生きることに取り憑かれた男と、それを引き戻そうとする友人・妹の話。植物の動きが速く見え、生々しい異境となる。 「審判のあとで」 地球に放射能によるウイルス変異で致命的伝染病が発生し、生き残った月面基地の男の話。アンドロイドに人類の情報をのせ、深宇宙に放ち、自分たちは死を覚悟して地球にもどる。 「プロ」 SF作家と宇宙飛行士の親子の話。親の悲哀が切実。

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2020/07/25

エドモンド・ハミルトンの短編はスケールがあまりにも大きいのに、童話のような読みやすさと、読後に感じるものがある哲学性を違和感なく融合できているのが素晴らしい。藤子ワールド全開のSFと似た空気感があるし、本書収録の「ウリオスの復讐」は藤子不二雄氏に漫画化してもらえれば…と思うくらい...

エドモンド・ハミルトンの短編はスケールがあまりにも大きいのに、童話のような読みやすさと、読後に感じるものがある哲学性を違和感なく融合できているのが素晴らしい。藤子ワールド全開のSFと似た空気感があるし、本書収録の「ウリオスの復讐」は藤子不二雄氏に漫画化してもらえれば…と思うくらいハマってる。 人間にとって危険な存在ではあるが、何よりも優れた生命体になる可能性を秘めた存在を抹消してしまった「超ウラン元素」では、単なるハッピーエンドでなく、人間としてのエゴに苛む描写がされていたのが良い。シンプルで分かりやすい設定の中に、いくつもの根源的なテーマが込められていて、読みやすいのに読み応えのある不思議な短編集だった。

Posted by ブクログ

2015/10/09

夢想のロマンと、自分たちが最上・最良でなかった 価値観の転覆の悲哀と、放射線のもたらす可能性⁉ 技術が爆発的に進歩して、想像創造物語を 現実が数年で追い越すこともなく、 ガチガチの裏付けも必要とされず、 な時代「だった」のかもしれないが、 それならなおさら「プロ」の世界は なにか...

夢想のロマンと、自分たちが最上・最良でなかった 価値観の転覆の悲哀と、放射線のもたらす可能性⁉ 技術が爆発的に進歩して、想像創造物語を 現実が数年で追い越すこともなく、 ガチガチの裏付けも必要とされず、 な時代「だった」のかもしれないが、 それならなおさら「プロ」の世界は なにか限界にぶち当たったヒトの枠を感じさせられる。

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