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貨幣論 ちくま学芸文庫
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貨幣論 ちくま学芸文庫

岩井克人(著者)

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貨幣論 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1998/03/10
JAN 9784480084118

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商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

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2010/05/28

経済学を学んでいる人…

経済学を学んでいる人は、その知的世界に圧倒される。

文庫OFF

2010/05/28

わかりやすく丹念な文…

わかりやすく丹念な文章で論を固めていくので、大変読みやすく、参考になる。

文庫OFF

2024/06/07

貨幣とは何か? この問いの深淵さ、「意地の悪さ」に初めて気がついたのはマルクスだ。 マルクスは貨幣を「形而上学的な奇妙さに満ち満ちたもの」と呼んでいる。 貨幣を当たり前だと思わずに、そこに形而上学を見出したことこそマルクスの天才だ。 貨幣を形而上学的謎として解くためには、マルクス...

貨幣とは何か? この問いの深淵さ、「意地の悪さ」に初めて気がついたのはマルクスだ。 マルクスは貨幣を「形而上学的な奇妙さに満ち満ちたもの」と呼んでいる。 貨幣を当たり前だと思わずに、そこに形而上学を見出したことこそマルクスの天才だ。 貨幣を形而上学的謎として解くためには、マルクスの「資本論」、特にその「価値形態論」を抜きにしては、アプローチする出来ない。 と、言うことで、岩井克人は、マルクスの「資本論」を自家薬籠中のものとして、縦横に活用する。 本書は、岩井克人によるマルクス「資本論」の独創的読解だ。 さわりの一章だけをざっと見るとこんな感じだ。 第一章 価値形態論 資本論の要である「価値形態論」と「交換過程論」から貨幣登場のメカニズムを炙り出す。 貨幣は貨幣として流通してしているから貨幣なのだ。 このトートロジーこそが謎の根源だ。 神の成立と同じメカニズムに基づく社会現象だ。 したがって、マルクスの「価値形態論」は、貨幣論に留まらず、神の発生論でもあり、更には、言語の発生論、国家の発生論でもあるのだ。 経済学、宗教岳、言語学、政治学の根幹に存在する形而上学的謎を、トートロジーとして「価値形態論」として抉り出して見せたのだ。 そして、価値形態が生まれてくる(つまり、貨幣が、神が、言語が、国家が生まれてくる)メカニズムを「交換過程」と言う動的な相で捉えてみせるのだ。 そして、貨幣が神となった特殊な資本主義社会的は、トートロジーの行き着く先、ハイパー•インフレーションという危機を招くと予言する。 トートロジーには実体はない。 実体の無い虚空から生じた「剰余価値」は、実体のなかった虚空の宇宙に生じた物質のようだ。 この「奇跡」が、実体があるかのように振る舞う貨幣を生み出した。 他人が貨幣として受け取るから、他人が貨幣として信ずるから、貨幣として機能するのだ。 そして、剰余価値は剰余価値を生み出し続けて、巨大な価値のハイパー•インフレーションを作り出すのだ。 こうして、貨幣商品説も貨幣法制説も葬り去る。 本書を十分に理解するためには、難しいマルクス「資本論」を理解しておくことが望ましい。 そのための最良のガイドが、柄谷行人の「マルクスその可能性の中心」だ。 第二章 交換過程論 第三章 貨幣系譜論 第四章 恐慌論 第五章 危機論  と続く。

Posted by ブクログ

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