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半七捕物帳 新装版(四) 時代推理小説 光文社時代小説文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2001/12/20 |
JAN | 9784334732448 |
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半七捕物帳 新装版(四)
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商品レビュー
4.6
6件のお客様レビュー
著者は怪談も得意とし…
著者は怪談も得意としているので、ホラー風ミステリーといった味わいのものが多い。
文庫OFF
1巻目からそうなのだが、江戸時代の和暦にわざわざ西暦の注釈を入れないのがとても良い。解説でも触れているが、各短編の順番は時系列ではない。だからと言って、このシリーズを読むに何ら差支えがないことがすごい。「大阪屋花鳥」のお店乗っ取り事件が大仕掛けで良かった。「妖狐伝」は、黒船が来航...
1巻目からそうなのだが、江戸時代の和暦にわざわざ西暦の注釈を入れないのがとても良い。解説でも触れているが、各短編の順番は時系列ではない。だからと言って、このシリーズを読むに何ら差支えがないことがすごい。「大阪屋花鳥」のお店乗っ取り事件が大仕掛けで良かった。「妖狐伝」は、黒船が来航した幕末らしい話だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
相変わらず、安定して面白い半七捕物帳。どの作品も、自分のかつての手柄話を語る半七老人の柔らかい口調と、実際に捕物をしていた頃の若き日の半七の江戸っ子口調とを見比べながら読むのもまた一興です。 まだこの一連の作品群の5巻と6巻を読んでませんが、恐らくどの作品においても共通するのが、その短編のテーマとなる事件が発生した時点の年号と月日がきちんと設定されていること、だと思います。特に幕末になってくると、徳川の泰平の世が崩れていく不安な空気が庶民の間にも伝わっていたことがそれとなく書かれていたりして、非常に興味深いです。 この4巻に収録されている事件は、推理小説として読者が自力で解決するにはちょっと難しいものが多いかな、という気はします。が、先にも述べたように江戸の風俗がきめ細やかに描かれているという点で、推理小説ではなく時代小説として楽しめます。 それにしても、江戸の人は健脚だったんですね。今の時代、神田から川崎大師に歩いてお参りに行って、その日のうちに歩き通しで戻ってくるというのはちょっと辛いかな。
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