1,800円以上の注文で送料無料

聖なる血 扶桑社ミステリー
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

聖なる血 扶桑社ミステリー

トーマス・F.モンテレオーネ(著者), 中原尚哉(訳者)

追加する に追加する

聖なる血 扶桑社ミステリー

定価 ¥880

220 定価より660円(75%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 扶桑社/
発売年月日 1997/08/30
JAN 9784594023171

聖なる血

¥220

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2011/03/17

ニューヨークの若き司祭カレンツァは篤実な性格と巧みな説教で住民の人気も高かった。ある夜路上で強盗に襲われた彼は絶体絶命の瞬間、手から放った雷によって相手を倒してしまった。己のしたことに動揺する彼は急遽バチカンに招聘される。カレンツァはそこで、己の出生にも関わる、世界を揺るがす恐る...

ニューヨークの若き司祭カレンツァは篤実な性格と巧みな説教で住民の人気も高かった。ある夜路上で強盗に襲われた彼は絶体絶命の瞬間、手から放った雷によって相手を倒してしまった。己のしたことに動揺する彼は急遽バチカンに招聘される。カレンツァはそこで、己の出生にも関わる、世界を揺るがす恐るべきプロジェクトについて知る。カレンツァはイエス・キリストの再臨として世を救うべく創り出されたクローンだったのだ。それを証明するかのように、彼は次々と“奇蹟”を起こしていく……。 まさに世紀末に向けて書かれた一作、と言えるか。この物語は1999年のクリスマスで一度終わっている(とは言えto be continuedで、その続編として書かれたのが『破滅の使徒』)。 若くハンサムで人望も厚く、真摯な聖職者として描かれる中盤までのカレンツァの姿はまさにヒーローそのもの。しかし、強大な力を発揮して奇蹟を起こし、信者を増やしていくうちに徐々に変化を遂げていく姿が元テレビリポーターから側近となったマリオンの目を通じて描写される。 宗教者なんて所詮こんなものなのかとも思うが、その変貌ぶりは興味深く、またおぞましい。

Posted by ブクログ