商品レビュー
3.9
44件のお客様レビュー
多様な視点から人生や言語について深く考察するエッセイが展開され、読者は心の軽やかさを感じることができます。村上春樹の作品を通じて、自分の無用性や日常の意味を見つめ直し、肩の力を抜く大切さを再認識することができます。特に、彼が語る「男の子」のイメージや、あらゆる言語の等価性に関する信念は、彼の作家としての魅力を一層引き立てています。また、彼の暮らしや思考の一端に触れることで、普段の生活がより豊かに感じられるでしょう。村上春樹のエッセイは、ただの文学作品ではなく、人生を彩るヒントが詰まった一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
村上春樹のプリンストン滞在記『遠い太鼓』の続編と言っていいだろう。これらの文章が書かれたのは90年代初頭だが、このころからフェミニズムやポリコレ運動が始まっているのにはびっくりした。先進的なアメリカ。
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自分の無用性のようなものについてじっくりと考えてみる。「結局俺なんかいてもいなくても、どっちでもいいんだよな」と。自分がいなくても世の中は何の支障もなく円滑に進行して行く。 これを拗ねているわけではなく、ただそこにある事実として受容する。 そうすることで、ふっと肩の荷が降りるとい...
自分の無用性のようなものについてじっくりと考えてみる。「結局俺なんかいてもいなくても、どっちでもいいんだよな」と。自分がいなくても世の中は何の支障もなく円滑に進行して行く。 これを拗ねているわけではなく、ただそこにある事実として受容する。 そうすることで、ふっと肩の荷が降りるというか、なんだか身体が軽くなる感覚になる。 人生なんてそんなに頑張らないで良いんだよな。 コーヒー飲んで本読んで音楽聴いて、適度に仕事してお金を稼いで、美味しいものを食べてたまにお酒を飲む。そして老いて死んでいく。 人生にそれ以上の意味なんて無いんだよな。 悲観的になっているわけでもなく、当然の帰結として。 このことをたまには立ち止まって、思い出すことで息抜きになるし、もしかしたら今よりも少しだけ、人生が豊かに彩られることになるかもしれない。 あと、「あらゆる言語は基本的に等価であるというのは僕の終始変わらない信念である。そしてあらゆる言語は基本的に等価であるという認識がなければ、文化の正当な交換もまた不可能である」とあった。 村上春樹が「信念」を語るのって珍しいしなんとなく似合わないけど、この文章読んで不意に感動してしまった。 村上春樹が世界的に優れた作家として認知されている理由の一つが、この「信念」にあるのではないだろうか。 今回もこれまた素敵な本だった。
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■参加者の感想をピックアップ■ ・ 自分の作品を夜に知らしめたい、才能を見せびらかしたい雰囲気を隠さない作家もいる中、そういう欲を感じられないところに好感が持てた。 ・ 自分で書いた文章で人を傷つけたくなく、物事に対して理解を示して中立の立場でいようする村上春樹の姿勢やバランス感...
■参加者の感想をピックアップ■ ・ 自分の作品を夜に知らしめたい、才能を見せびらかしたい雰囲気を隠さない作家もいる中、そういう欲を感じられないところに好感が持てた。 ・ 自分で書いた文章で人を傷つけたくなく、物事に対して理解を示して中立の立場でいようする村上春樹の姿勢やバランス感覚が伝わってきた。 ・ ユーモアを狙わなくても、ユーモラスな文章が書けるのは作家としての才能だと思う。 ・ 物事にハマったらとことん突き詰める凝り性な性格なのが分かった。 ・ (本筋ではないが)村上春樹の日本文学の講義で、日本語で文献を読み、日本語でディスカッションする米国の学生がすごい。 ■読書会後の私的感想■ 今回初めて課題本にエッセイを取り上げました。みなさん、過去に各々読まれた作品の雰囲気(もしくは評判)と、本書から伝わる人物像のギャップが印象的だったようでした。 本エッセイで私の印象に残った箇所の一つは、吉行淳之介の英訳を日本語に再翻訳したくだりでした。原文のイメージを大事にして翻訳するプロの仕事を垣間見えた気がしました。また、改めて前回課題のキャッチャー・イン・ザ・ライを振り返ってみると、作品のもつ独特な気だるい感じをオリジナルの著者に代わって翻訳で演出する技術や才能に多くの作家が影響を受けるのも納得できます。 出版契約上、掲載できなかった訳者解説ですが、こちらの本に詳しく(熱く)語られているとのことです。気になります。 「翻訳夜話2 サリンジャー戦記」’(村上 春樹、柴田元幸)http://amzn.to/2A4aTem ■今月の課題本■ やがて哀しき外国語(村上春樹 著) ■開催日時■ 2017年11月 ■参加人数■ ・ 5人
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