国民総株主 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
お金配りおじさんが今度は株を配り始めた。 何してるん? どういうこと? 2024年の下半期。ビジネス界隈で異様な注目を浴び、方々で考察がなされた渦中にいる前澤さんが「俺っちこんなこと考えてるよ」というアンサーを出した。それがこの本。 お金を持ってる人が優位で有利な日本。 今まで散々お金を配って、苦しむ人を少しでも減らしたいと願った前澤さんに届くのは「もっとくれ!」、「この偽善者が!」、「一部の人にだけ配ってずるい」という言葉ばかり。 救える人は確かにいた。だけど、それ以上に苦しむ人の声がたくさんいることに気づいた。 助けても、配ってもそこが見えない。 自分の行為に自信をなくし、苦しむ人の声をただ浮き彫りにしただけだった。 資本が一部の人に偏ってる世界をどうにかしたい。その思いが「株を配る」という結論に行き着く。 お金を配ってる間は「お金を配る側」と「もらう側」ではっきりとした線引きがあり、「もらう側」はいつまで経っても「もらう側」のまま。これでは根本的な解決にはならない。 でも「株」なら違う。 会社の成長を共に応援し、「もらう側」ではなく、一緒に会社を「盛り上げる側」にすることができる。 会社の成長を見るには、リテラシーの向上にもなる。 新しいことをしようとすると、すでにある企業は「オススメしない」とか「怪しい」などの逆風を吹かせる。石橋を叩いて叩いて叩いたくせに渡らない人も多い。気持ちはわかるけどね。 こういう人が、システムや技術を一つ上に押し上げるんだろうなと思う。
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前澤友作のファンでもなければ、たまにニュースで動向を知ったり、YouTubeで対談を観たりするくらいのスタンス。今回は幻冬舎の箕輪氏が関わったことと、株を貰えるという特典に惹かれて予約購入。さっそく読んでみた。数時間で読了。勿論、事前にある程度は自社のPRを兼ねたものだと知ってい...
前澤友作のファンでもなければ、たまにニュースで動向を知ったり、YouTubeで対談を観たりするくらいのスタンス。今回は幻冬舎の箕輪氏が関わったことと、株を貰えるという特典に惹かれて予約購入。さっそく読んでみた。数時間で読了。勿論、事前にある程度は自社のPRを兼ねたものだと知っていたし、同時期にYouTubeで著名人と対談しているのを観ていたため、カブアンドのサービス概要も把握していた。それでも前澤氏のパーソナルな部分を知れたのは新鮮で、彼は本当に「稼ぐこと」を目的としていないし、くすぐったい言葉である「世界平和」を真面目に願っているのだなと好感がもてた。どうなるかは未知数てはあるも、カブアンドのサービスに関わって行く末を見たいなと感じた。
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dsの話から、著作本人もそのひとりだ。 しかしながら、利他の精神もとどめて不思議。 試してみる価値はある。
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カブアンドのプロジェクトがうまくいく、いかないは別にして、「国民総株主」ということには強く賛成です。 資本を持って、主体的に経済に参加する。ということは、まさに私がアクションラーニングでやろうとしていることです。
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なるほどね とても簡単に読めるように噛み砕いて書いてある。 ただ、現在の広告出稿量とともにこの本のスピード出版がなぜか。 前澤氏のなんとか国民総株主を上手くテイクオフさせたいという熱意の表れなのか、それとも…というのはうがった見方なのか。 自分としてはここまで急ぐものではなく、も...
なるほどね とても簡単に読めるように噛み砕いて書いてある。 ただ、現在の広告出稿量とともにこの本のスピード出版がなぜか。 前澤氏のなんとか国民総株主を上手くテイクオフさせたいという熱意の表れなのか、それとも…というのはうがった見方なのか。 自分としてはここまで急ぐものではなく、もっと時間をかけてじっくりと書かれた読み応えのある物を読みたかった。 いずれこの事業が進んだらそういった著作や作中で名前の出た堀江氏との対談形式の著作物などを期待します。
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特に前澤さんのことが好きでもないし、嫌いでもありません。中立的立場です。 しかし、前澤さんしかり、堀江貴文さんしかり、西野亮廣さんもまたしかり、時代の寵児が今どのようなことを考えているのかには興味があります。 そんな興味で買った一冊。 前澤さんが今どのようなことを考えていて、ど...
特に前澤さんのことが好きでもないし、嫌いでもありません。中立的立場です。 しかし、前澤さんしかり、堀江貴文さんしかり、西野亮廣さんもまたしかり、時代の寵児が今どのようなことを考えているのかには興味があります。 そんな興味で買った一冊。 前澤さんが今どのようなことを考えていて、どういう未来を思い描いているのかがわかりました。 また、前澤さんがいかに日本が好きなのか、そして、ものすごい熱量で日本を変えたいと思っているのかも伝わってきました。 中立的立場だったのですが、読み終える頃には、すっかり好きになってしまいました。 資本主義について、経済について、株について、平易な言葉で、例を出しながら解説しているので、理解しやすかったです。 「物価が上がっている。」「また税金が上がる。」等、嘆いていても状況は変わりません。 周りが変わるのではなく、自分を変える。 主体性を持って人生を生きる。 久し振りに本を読んで熱い気持ちになりました。 想像以上に面白く、勉強にもなりました。 しかも特典で株も貰えたので、星5つ。
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前澤友作氏の『国民総株主』は、日本国民が資本家として日本企業を応援する重要性を説いた一冊。株主としての視点を持つことが経済活性化につながるという志に感銘を受け、投資の社会的意義を再認識させられる内容でした。
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【みんなで資本家になろう】 資本主義社会に生きるのだし、少しでも資本を持つものと持たざるものの差を小さくするために、一人一人が株を持ち、主体的に世界に関わり合おうとする著書。 1番素晴らしいと思ったのは、本を出すまでのスピード感。構想から販売まで55日。株を貰えるのも新しい。本...
【みんなで資本家になろう】 資本主義社会に生きるのだし、少しでも資本を持つものと持たざるものの差を小さくするために、一人一人が株を持ち、主体的に世界に関わり合おうとする著書。 1番素晴らしいと思ったのは、本を出すまでのスピード感。構想から販売まで55日。株を貰えるのも新しい。本当に日本を変えるかもしれないと思う本。
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前澤氏初めての本ということで楽しみにしていた。彼がこれまで考えてきたことが、わかりやすく、熱く語られており、「国民総株主」の目的も理解できた。 この発想は期待半分、将来どうなっていくかという不安がある。また、特典の株の取得がすぐにはできないということがあり、星3つである。
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前澤氏が「カブアンド」を立ち上げ、国民総株主を目指すことになった経緯について書いた本。今まで困っている人たちにお金を配っていた前澤氏であるが、お金配りでは問題は解決できないと悟ったことから、今回は株配りを開始した。現在の資本主義社会から恩恵を得ようとするならば、株を保有することが...
前澤氏が「カブアンド」を立ち上げ、国民総株主を目指すことになった経緯について書いた本。今まで困っている人たちにお金を配っていた前澤氏であるが、お金配りでは問題は解決できないと悟ったことから、今回は株配りを開始した。現在の資本主義社会から恩恵を得ようとするならば、株を保有することが重要であり、国民みんなでやっていきたいとの思いが極めて強い。極めて真っ当な主張だと思うし、行動力には驚かされる。応援したい。 「最初のお金配りでは、100万円を100人に配りました。個人資産1億円を使って「100万円が100人に当たるから、みなさんZOZOの新春セール、見に来てね!」と、軽いノリでした。でも、いざやってみたら、ものすごくバズった。後々ギネス世界記録の公式認定証をいただくことになるのですが、当時のリツイート記録を大幅に更新して、大キャンペーンに発展していったんです」p5 「まず一番に思ったのは、「とにかくみなさんお金に困っている」ということ。本当に困っている人がたくさんいて、喉から手が出るほどその100万円を欲している。生活苦でどうしようもなくて、すがるような気持ちでこのキャンペーンに応募している」p6 「その後もいろいろなお金配りのキャンペーンをしました。たとえば「シングルマザーや、シングルファーザーを対象にしたもの」だったり、「夢ややりたいことがある方を応援するもの」だったり。結果として、トータルで総額約49億円の私財を約280万人に配りました」p7 「この社会は「資本主義」で動いています。「資本」を中心に回っている社会です。労働する人、消費をする人、資本を持つ人、それぞれが資本主義の中では大切なプレーヤーではありますが、主役は誰かと問われれば、それは資本を持つ「資本家」です」p20 「(松下幸之助)新しい日本の繁栄、平和、幸福、そして国家国民の真の安定のためには、やはりなるべく多くの国民が株をもった形態において、国家産業の興隆に寄与するということを、力強く推し進めていくことが肝要だと思うのである。そうすれば、株主に投資した株式から受ける利益だけでなく、投資するとによって産業が興隆し社会が繫栄するところから起こる、いわゆる社会共同の繁栄による恩恵を受けることができる。つまり大衆は、株をもつことによって二重の利益を得られるわけである」p29 「企業の投資というのは、主に3つで、「設備投資」「人材投資」「研究開発投資」です」p32 「今のスタートアップ界隈の現状は少しおかしい気がしています。VCがガッとお金を入れて、ワッと上場させて、VCが真っ先に売り抜けて儲ける。それがエコシステムなんだという一定の理解はあるものの、横から見ているとなんだか切ない気持ちになります」p139 「海外のセレブが今日本に来ているのも、日本が「日本らしい」からです。だから僕は、日本人が無理して英語なんて話さなくてもいいと思っています。外国の人に英語で道を聞かれたら、日本語で答えたっていいくらい。だってここは日本ですから」p152 「国民総株主となり、国民一人一人の投資感度を上げていくことは、投資立国としての日本の強さにも直接つながる大切なことだと思います」p159
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