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大河ドラマ べらぼう 蔦重栄華乃夢噺(一) の商品レビュー

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2025/09/27
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 “江戸のメディア王” 蔦重こと蔦屋重三郎の生涯と活躍を描く大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(森下佳子, 2025)の小説版。明和の大火/メイワク火事から始まる第1回「ありがた山の寒がらす」から、俄祭りと朋誠堂喜三二の仲間入りを描いた第12回「俄なる『明月余情』」までを収録。  現在(※2025年9月末)放送中のTVドラマ版ではかなりシリアスな展開が続いているため、本書収録の吉原パートでの賑々しさと猥雑さが懐かしいのなんの! 「喧嘩雀」で大いに盛り上がった俄祭りが、つい昨日のことのよう!  現在放送中のべらぼうにおもしろいドラマの復習のつもりで買ったが、小説版もなかなかどうしておもしろい。ノヴェライゼイション自体の楽しみの他に、TVドラマ内では描写されなかった場面や設定の発見も楽しめる。……とは言え、さすがに「オーミーを探せ」は無理だったかww  TVドラマ版との相違や変更で特に印象的だった箇所を幾つか。 #1「ありがた山の寒がらす」より  忘八アベンジャーズが一人 扇屋の号「墨河」を紹介。彼の文化人としての一面を窺える。 #2「吉原細見『嗚呼御江戸』」より  平賀源内と知り合いだという男 貧家銭内(実は源内その人)を吉原に案内する蔦重。銭内の奔放な言動に、蔦重は内心イライラしていた。 #8「逆襲の『金々先生』」より  吉原者を毛嫌いする鶴屋に堪忍袋の緒が切れた駿河屋が階下にぶん投げ、忘八アベンジャーズが見下ろす場面。TVドラマ版では画面内にいなかった丁子屋が加わり、大文字屋の台詞「黙って大門潜りゃいいなんて考えんなよ!」を担当。 #10「『青楼美人』の見る夢は」より  市中の地本問屋 西村屋と結託する若木屋。吉原の見世が反・市中派/親・市中派に二分される事情がTVドラマ版より詳細。 #12「俄なる『明月余情』」より  ストーリーの舞台である安永6(1777)年の前年の俄祭りについて。大文字屋が蔦重に「テメェ去年のこと忘れたのか!」と怒鳴りつけるのも無理もない、祭りとは程遠い催しで終わった経緯が少し述べられている。

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2025/05/04

ノベライズだけあって、内容はほぼドラマ通りに展開。 ドラマを観たあとすぐに読むと文字で意味が追えるので理解が深まる。 結果、翌週への期待値が高まってこのルーティンにハマっている。 先に読むとネタばれ状態になるので我慢するのがちょっとだけつらい。

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2025/04/21

 大河ドラマのノベライズ。  ドラマの始まりは、明和九(1772)年2月の吉原大火。この第1巻の終わりは、吉原の「俄(にわか)」祭り、新之助とうつせみが神隠しのように吉原大門から姿を消すまでが描かれています。  ノベライズは、名手 豊田美加(とよだ みか)さん。役者のセリフのみ...

 大河ドラマのノベライズ。  ドラマの始まりは、明和九(1772)年2月の吉原大火。この第1巻の終わりは、吉原の「俄(にわか)」祭り、新之助とうつせみが神隠しのように吉原大門から姿を消すまでが描かれています。  ノベライズは、名手 豊田美加(とよだ みか)さん。役者のセリフのみならず、表情や仕草をどのように書くか。映像のどこを拾ってどこを捨てるか。映し出された映像をどの順序で、どのように書くか。磨きがかかるノベライズの腕をご堪能ください。  大河ドラマ、ノベライズでの楽しみ方もあって良い♡

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2025/03/21

テレビ通りで思い出しながら 読めた 難しい江戸言葉も 文字で解釈して 理解が進めた気がする テレビよりもっと早く読みたい

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2025/01/05

「べらぼう(一)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2024.12.20 286p ¥1,760 C0093 (2025.01.05読了)(2024.12.23購入) NHK大河ドラマ「べらぼう」のノベライズ版です。第12回までの分が収録されています。1月から3月ぐらいまでの分...

「べらぼう(一)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2024.12.20 286p ¥1,760 C0093 (2025.01.05読了)(2024.12.23購入) NHK大河ドラマ「べらぼう」のノベライズ版です。第12回までの分が収録されています。1月から3月ぐらいまでの分になります。 蔦屋重三郎は、浮世絵版画の版元として知られています。その若き日からの物語です。 吉原の引手茶屋「駿河屋」の養子で、吉原の入り口付近で貸本屋を営み、吉原の遊郭を回り女郎たちに本を貸してお金を稼いでいます。女郎たちは吉原の外に出られないので、暇な時間には、本を読んで過ごすぐらいしか娯楽がないのだそうです。読み書きはできるということです。どうやって習うのかは書かれていません。 吉原の他にも、宿場や岡場所で男の欲望を満たしてくれるところがあるということで、吉原はさびれつつあるようです。そこで、蔦屋重三郎は、なんとか吉原を繁盛させたいとあれこれと工夫を重ね、奮闘しております。自分に何か技術があるわけではないので、いろんな人の力を借りて、実現させてゆく様は、なかなか興味深く読めます。 田沼意次、平賀源内、北尾重政、磯田湖龍斎、勝川春草といったところが登場します。 唐丸という少年が出てきて、そのうち行方不明になってしまいますが、いずれ「写楽」として出てきそうな予感がしますが、はずれでしょうかね。 【目次】 第一章 ありがた山の寒がらす 第二章 吉原細見『嗚呼御江戸』 第三章 千客万来『一目千本』 第四章 『雛形若菜』の甘い罠 第五章 蔦に唐丸因果の蔓 第六章 鱗剝がれた『節用集』 第七章 好機到来『籬の花』 第八章 逆襲の『金々先生』 第九章 玉菊燈籠恋の地獄 第十章 『青楼美人』の見る夢は 第十一章 富本、仁義の馬面 第十二章 俄なる『明月余情』 ☆関連図書(既読) 「歌麿の世界」渋井清著、日経新書、1968.05.23 「浮世絵」瀬木慎一著、潮新書、1972.05.25 「浮世絵」高橋鉄著、カッパブックス、1969.07.05 「謎解き 広重「江戸百」」原信田実著、集英社新書、2007.04.22 (「BOOK」データベースより) 吉原に生まれた若者が、幼馴染みの花魁と力を合わせ、おのれの才覚と感性で、吉原を盛り立てるために奮闘する。ひいては、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築くまでになる蔦屋重三郎の波乱万丈の物語。江戸中期、吉原に生まれた蔦重こと蔦屋重三郎は、引手茶屋「駿河屋」の養子となり貸本屋を営む。吉原の遊廓に貸本を運び人気者であったが、さびれていく吉原をなんとかしたいと考えていた。あることがきっかけで『吉原細見』を手掛けた蔦重は、本屋業を始める。しかし経験と実績は浅く、蔦重の前に大きな“壁”が立ちはだかるー。

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