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お城の値打ち の商品レビュー

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2024/12/24

ある時からお城巡りを始めた。 立派な天守のあるお城はもちろんだが、土塁だけの城跡にもなぜか魅力を感じる。 「お城」の文字がタイトルにある本は見つけると手に取ってしまう。 この本もそうだ。 天守が現存するお城は全国に12ある。12しかないともいう。 弘前城、松本城、丸岡城、犬山城...

ある時からお城巡りを始めた。 立派な天守のあるお城はもちろんだが、土塁だけの城跡にもなぜか魅力を感じる。 「お城」の文字がタイトルにある本は見つけると手に取ってしまう。 この本もそうだ。 天守が現存するお城は全国に12ある。12しかないともいう。 弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、備中松山城、松江城、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城だ。 この本では、天守がなかった城に建った天守が紹介されていたり、平成、令和の復元事情が語られている。 中でも、名古屋城に多くのページがさかれていることは単純にとても嬉しい。 名古屋城の木造再建についてメディアで多く取り上げられているが、「名古屋城天守は特別な建築だった。「日本の伝統的木造建築技術の最高到達点」だった。それほどの建築が、ほかの天守とは比較にならないほど正統的で、正確で、精密な復元が可能である。だからこそ、500億円ともいわれる費用を投じる価値があしり、巨費を投じる以上は、可能な限り史実に忠実に復元し、後世に伝える必要がある」という著者の主張に首肯できる。 あーあ。でも、名古屋城、第2次世界大戦末期に空襲で焼失してしまったことは本当に惜しい。残念でならない。

Posted byブクログ