友が、消えた の商品レビュー
積み重ねてる目か。自分はそんな目をしてるのかな。真っすぐで眩しくて、あいつらみたいな目をしているのか。いや、できてないだろうな。 ザ・ゾンビーズシリーズは、自分の中でとてつもなく大きい意味がある作品。これまでの人生で一番影響を受けたし、おそらく自分の生涯で一番影響を受けた作品群...
積み重ねてる目か。自分はそんな目をしてるのかな。真っすぐで眩しくて、あいつらみたいな目をしているのか。いや、できてないだろうな。 ザ・ゾンビーズシリーズは、自分の中でとてつもなく大きい意味がある作品。これまでの人生で一番影響を受けたし、おそらく自分の生涯で一番影響を受けた作品群になると思う。 小さいときから、誰が見ても明らかに性格が変わった、中学生のころ。あのときはじめた読んだ『レヴォリューションNo.3』が自分の人生を大きく変えた。世界を変えてやろうって思った。はじめは恥ずかしかったし、ホントに小さなことから。積もり積もって、気がつけば性格ごと変わってた。 今は思うように動けてなくても、つまらないやつになっちゃってても、何かの拍子でもう一回眩しくなれることがある。かつての自分たちが助けてくれることがある。 俺も、やんなきゃな。 まさか出るとは思ってなかったザ・ゾンビーズシリーズの新刊は、相変わらずアツくて、くっそカッコよかった。最高だ。
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中学生の時に友達に薦められて読んで以来、僕のバイブルだ。納得いかないこととはこれまでも闘ってきたつもりだ。でもちょっと疲れてきてた。そんなタイミングでの新作。あっという間に読んでしまった。金城さんの作品はやっぱり止まらない。 相変わらずクソのような世界で絶望しそうになるけれど、教員として、信じては裏切られながら、自分の力のなさに絶望しながらも、何度も何度もスイッチを押し続けていかなくちゃいけないんだな。 懐かしいメンバーがチラチラと登場した。また彼らに会いたいな。
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2001年発売『レヴォリューションNO.3』最強最アホな仲間たち「ザ・ゾンビーズ」の愛と勇気と涙の物語で心をわしづかみされてから23年。 まさかまた彼に会えるなんて。 最底辺の高校からなぜ南方は一流大学へ進学したのか。その理由が胸にぐっと刺さる。 何か足りない毎日の中で、同級生から持ち込まれた相談。 ある日突然友人が消えた。家族も行方不明のようだ。なんとか友人を探してほしい、という。 何の義理もないそんな相談事さえ引き受けてしまうのが南方の南方たるゆえんか。 大学一のサークルを牛耳る男、その男を狙う謎の女子高生、消えた大学生の行方を追う怪しい男たち。迫るキケン。 ゾンビーズシリーズを読んでいないと、南方の行動原理が分らないだろう。 なぜ南方は戦うのか。「世界を変えてみたくはないか?」という言葉への答え。戦う理由はそこにあった。 やっぱりいいなぁ、ゾンビーズ。今回は南方の戦いだけれど、いつも彼の心には仲間がいる。
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十数年待った甲斐があった。当時同級生だった登場人物たちとは随分違う時間を生きてるけど、昔の友達と会った気分になれた。続編を待ちたい。 サイン本を探したのもきっと後で思い出になるはず。
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