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桜が散っても の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2025/01/05
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森沢明夫さんの新刊! 桜が散っても   購入しても読まないでいて  新年はこの本から! と思い 読む事を我慢していました。 気持ちを フラットにしたかったのに 期待値MAX! 読み進めていく中 何か 安壇美緒さんのラプカの ような色彩の物語に戸惑いながらの時間でした、、、、 物語は 家族の絆を描いた感動の物語。 と 本の帯にかいてあります、、、、 確かに そういうお話でした、、、、 でも 何か そういう表現はちょっと 嫌かも、、 山川忠彦さんは 凄く優しくて 凄く家族思いで 仕事も充実 新しい家族もふえて 大切な友人もいて 物知りで 勇気もある そんな人だから 家族や友人も忠彦さんを 愛して 信頼して 心から楽しい時間を共有できる。 どうか 幸せが 消えてなくなりませんように と祈りながらの時間でした。 でも  事故がおきてしまいます。 懸念していた事が、、 大切な友人や大好きな場所が 、、、、、。 忠彦さんは これからどうするか どうしたら良かったかを沢山考えての歩み 失声症や鬱病になった夫への 麻美さんの支え 子供達や 将来への不安、、、 こんな これ以上ないような家族でも 気持ちはすれ違い 心が折れてしまいました。 大好きだった夫が変わってしまった 大好きだったパパが 家族を捨てた 大好きで  1番大切なのは家族なのに 小さく会釈して 背を向けた 沢山の時間が流れて 互いに思いながら 必死に生きて行く中での 忠彦さんの訃報。 お葬式に行くべきか  お墓参りに行くべきか 家族の葛藤を経ての桑畑村へのそれぞれの想い そして 満開の 花の森の美しい景色と 集まった人達の晴れやかな笑顔 麻美さん 里奈さん 健斗さんの 忠彦さんへの愛情は それは 無限の両思いで 許すとか 許されるとかの  そういう事ではないんだろうなぁと思います。 パパの生き方を 家族のそれぞれの歩みを 紫花菜が 新緑の山々やウグイスが 色褪せる事なく 見守ってくれると信じています。 桜の花びらが、 ひらり。 ひらり。 やわらかな春風を感じたときに きっとこの物語を思います。 優しくて それ以上に強くて 私が生きていく中での 大切な物語です。

Posted byブクログ

2024/12/28

地元の本屋3軒まわってようやく購入。何でこんなに仕入れが少ないの。当方大分田舎ではあるのだけど。 導入からいきなり重たいスタート、大丈夫かなと読み進めていくと逆にしばらく平穏過ぎて面白味がないなあって思っていたら急転直下、また突き落された。 立場と感情の狭間に立たされ思い悩む忠彦...

地元の本屋3軒まわってようやく購入。何でこんなに仕入れが少ないの。当方大分田舎ではあるのだけど。 導入からいきなり重たいスタート、大丈夫かなと読み進めていくと逆にしばらく平穏過ぎて面白味がないなあって思っていたら急転直下、また突き落された。 立場と感情の狭間に立たされ思い悩む忠彦、このポジションは辛いな。しかし自分らの利権の為に自然を破壊しリゾート化を図る天下りの連中には怒りしかない。全く政治家という奴等は。現実にもこんなんばかりなんだろう。 もう戻れない家族の再生がもどかしいが、麻美、建斗、里奈が少しずつ寄り添っていく様が良い。徐々にトゲトゲしさが和らいでいくのに安心する。 不器用過ぎた忠彦の想いが長い、長過ぎる時間を超えて伝わった時暖かい気持ちになれた。遅すぎたかもしれないが忠彦の真っ直ぐな気持ちだった。 同時にそれがタイトル回収にも繋がったんだ。 家族の花いいな。この家族にしかわからないが確かな絆だ。そして引き継がれていく。

Posted byブクログ