いつか、夢で会いましょう。 の商品レビュー

川唯東子(著者)

2025/01/04

床がギシギシする廃屋同然の洋風アパートが舞台というのがなんか面白い。ボロすぎるめぞん一刻風。丸窓はカッコいい。これで派手に床くらい抜けたら面白そう。そんなアパートを荒らしに来るのが不幸な生い立ちの不良ではなく警察にはビビり散らかすも倫理観の抜けた普通の子供達というのがいかにも現代的で感心した。顔が良いだけで目立ってわけわからん欲望の的にされるのも現代やなぁと思う。しょーもねぇセクハラを連発してあっさり撃退される花村係長のシーンはおっちゃんの造形ふくめて笑った。

悪ガキから隠れながらいい雰囲気になるシーンはとても萌えた。そんな気がなかった2人がそうなるところにグッとくる。

将来を全く心配していない、呑気なんだか捨て鉢なんだか不明な蒼士さん（31歳）の抱える過去が気になった。タイトルは何を暗示しているのか。

2024/12/14

【ねえ、朔夜くんは･･･男と寝られる？（蒼士）】

エロス度★★★★★★★

第1巻。おやおや･･･年下攻めが魔性の年上受けに翻弄されまくるのがかわいいですね。

朔夜と蒼士が紡ぐ祝福の恋物語で、ボロアパートを舞台に貧乏な医学生が引っ越してきた魔性で変態ホイホイな年上の存在にドギマギしまくっているのがツボります。

特に、2人の距離が縮まっていく危うさ・蒼士のミステリアスさ＆とにかく存在自体が色気垂れ流しの歩く18禁・蒼士のエロさに抗おうとしても魅せられてしまう朔夜･･･などがたまらなく、恋人ではないけれど2人の間にセフレでは括れない特別はナニカがあるのが尊い。