教養としてのインテリジェンス の商品レビュー
世界各国のスパイ、諜報機関のエピソードを学べる。『孫子』でスパイ活動について言及されているが、そのノウハウは当時画期的であったという。なぜなら、古代ギリシャやペルシャにしても、占いで情勢判断をしたためである。本書でカエサル、ワシントン、ナポレオンなど歴史上の人物を取り上げている...
世界各国のスパイ、諜報機関のエピソードを学べる。『孫子』でスパイ活動について言及されているが、そのノウハウは当時画期的であったという。なぜなら、古代ギリシャやペルシャにしても、占いで情勢判断をしたためである。本書でカエサル、ワシントン、ナポレオンなど歴史上の人物を取り上げているが、いずれも諜報の重要性を認識しており、そのおかげで戦争に勝利できたという。もちろん、本書でも日本の諜報に言及しており、その能力は決して低くはなく、むしろ近代以前から優れていることがわかる。著者によると、日本で今後、諜報組織の改革をしたいのであれば、世論が関心を持てるように努力しなければならないという。
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