時帰りの神様 の商品レビュー
後悔がある"あの日"にタイムリープできる、ファンタジー?小説。 私はこういう物語が大好きで、最後のページまで楽しかった〜。 過去に戻れたとしても、亡くなる人を引き止めることはできないこと、必ずしも良い結末になるとは限らないこと、その部分が現実みがあって良かった...
後悔がある"あの日"にタイムリープできる、ファンタジー?小説。 私はこういう物語が大好きで、最後のページまで楽しかった〜。 過去に戻れたとしても、亡くなる人を引き止めることはできないこと、必ずしも良い結末になるとは限らないこと、その部分が現実みがあって良かった。 オンボロな社はどうなったのか、神主の雅臣は時帰りの苦い経験から少し解放されたのか、続編希望。
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誰しもやり直したいと思う後悔の1つや2つはあるだろう。そんな想いを抱えている人を戻りたい過去へ戻してくれる神社のお話。やり直すことで得られる効果が現実的なところがいいですね。ハートフルなストーリーです。 ただ舞台とキャラ設定はやや中途半端な感じがしました。そもそも神様は何故時帰り...
誰しもやり直したいと思う後悔の1つや2つはあるだろう。そんな想いを抱えている人を戻りたい過去へ戻してくれる神社のお話。やり直すことで得られる効果が現実的なところがいいですね。ハートフルなストーリーです。 ただ舞台とキャラ設定はやや中途半端な感じがしました。そもそも神様は何故時帰りをさせたいのか。そこがぼやけてるから時帰りに至るまでの過程がやや強引になってる印象でした。
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時を司る聖神様が祀られている神社で 聖神様に選ばれた人だけが時帰りを許される。 もしも1度だけ過去に戻って あの日をやり直せたら… 様々な後悔を抱えた参拝客達が 時帰りをすることで得られるご利益とは。 事故で子供を亡くした両親の話は 予想どおり大号泣。 切ないけどいい話だっ...
時を司る聖神様が祀られている神社で 聖神様に選ばれた人だけが時帰りを許される。 もしも1度だけ過去に戻って あの日をやり直せたら… 様々な後悔を抱えた参拝客達が 時帰りをすることで得られるご利益とは。 事故で子供を亡くした両親の話は 予想どおり大号泣。 切ないけどいい話だった。 現実はこの物語みたいに やり直しがきかないから 1日1日を大事に生きてかなきゃですね。
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特に最終話の、お子様を交通事故で亡くした、ご両親の話は切なくて でも、ちょっと前向きになれて良かった 色々後悔が有る身としては羨ましい神様では有るけれど 実際、お参りに行ってこれを言われたら、絶対詐欺だと思う お金要りませんと言われても、後で何かややこしい事になるハズだと思う ...
特に最終話の、お子様を交通事故で亡くした、ご両親の話は切なくて でも、ちょっと前向きになれて良かった 色々後悔が有る身としては羨ましい神様では有るけれど 実際、お参りに行ってこれを言われたら、絶対詐欺だと思う お金要りませんと言われても、後で何かややこしい事になるハズだと思う なので、各キャラクターが最初ゴネるのは良く判るけど、本で読むと 毎回面倒なので、受ける方も何かしらのご神託が有る、なんて設定にした方が すっきりしそう
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人生で後悔した場面に戻してくれる神社 そこに訪れる5人の物語 自分が親だから子供関係はやっぱり泣いちゃうなあ
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鎌倉にある神社の竹林から過去に帰る事が出来るという。様々な思いを胸にわずかな時間だが過去に帰る事が出来るとは、素敵な事であろう。人生の分岐点に戻りコレからをやり直したり、前に進む力をくれる。 本当にそんな神社があればいいなぁと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
神社めぐりの私にはたまらないファンタジーで、連作小説だった。 神様に選ばれた人だけができるやり直しのチャンス、時帰り。 選ばれる理由は思いの強さ? 時帰りをきっかけに自分を見直し、心の整理をつけ、新たな一歩を踏み出す姿は清々しく見えた。 事故で亡くなった娘との最期の日をやり直した夫婦の話はただただ涙。時帰り経験者で、時帰りを良しとしない神主の思いも切なく泣けた。 過去があって今にいたることを改めて感じ、過去と折り合いをつけていくことの大切さを感じた。
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美男美女の兄妹が神主と巫女を勤める鎌倉の一条神社。 聖神に選ばれた人が訪れると、神社の聖神の力でタイムスリップできるという。 過去をやり直したい人たちの連作短編集。 やり直しと言っても、大きな変化は起こせない。本書に出てくるのは、高校生の時に告白したことを後悔している女性や、夫...
美男美女の兄妹が神主と巫女を勤める鎌倉の一条神社。 聖神に選ばれた人が訪れると、神社の聖神の力でタイムスリップできるという。 過去をやり直したい人たちの連作短編集。 やり直しと言っても、大きな変化は起こせない。本書に出てくるのは、高校生の時に告白したことを後悔している女性や、夫婦喧嘩をしてしまった女性、昇進したことを後悔する男性など。 「あんなこと、言わなければよかった」「あんなこと、しなければよかった」というレベルの後悔は、「あるある」と軽い気持ちで楽しみながら読めた。 でも、最後の章の「事故で亡くなった娘との、最後の1日をやり直したい」という夫婦の話は、涙なしには読めなかった。 辛い。胸がぎゅーっと掴まれるような痛さ。 自分の子どもに最悪な事態が起こった後に、「もっと遊んであげればよかった」「あんなきつい怒り方、しなきゃ良かった」と絶対後悔してしまうと思う。 毎日、元気に家に帰ってきてくれること。 それがどれだけ幸せで、奇跡のようなことかと、グサグサ刺された気分で読み終えた。 それまでの章との「やり直し」の重さのギャップが大きくて、不意打ちをくらった気分。 でも、夫婦が時帰りから戻ってきた後に、幸せそうな様子だったのが救いだった。 一生後悔しないで生きることは不可能だけれど、自分の選択した結果に折り合いをつけて生きるスキルを身につけることは必要だなと思う。
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