ゆびさきに魔法 の商品レビュー
とってもよかった。装丁もキラキラしてかわいい。江利さんがCM撮影の時に、タレントさんの中指にだけ載せたホログラムってこんな感じかな。 憧れや羨望にとらわれるよりも、自分の歩んできた道、積み重ねてきたものを自分でちゃんと認めよう。そのうえでもっともっと研鑽を積もう、私はこの道が好...
とってもよかった。装丁もキラキラしてかわいい。江利さんがCM撮影の時に、タレントさんの中指にだけ載せたホログラムってこんな感じかな。 憧れや羨望にとらわれるよりも、自分の歩んできた道、積み重ねてきたものを自分でちゃんと認めよう。そのうえでもっともっと研鑽を積もう、私はこの道が好きだから。 主人公がそう得心してゆく描写で、涙が出た。 30代半ばで店を経営して、人を雇えて、ちゃんと暮らせるだけの稼ぎがあるだけでもすごいことだと思うが、ハッとするような色使いや発想は自分にはないと自覚して、それでも好きだし楽しいから人々の指先に魔法をかけつづけると決めている。 そう表明する主人公はとても清々しく、かっこいい。 ネイリストって、ものすごく根気のいる、地道な仕事なんだな。星絵ちゃんが作りだす色、どんなだろう。見てみたい。冬になるとペキペキ折れまくる私の爪、もう少し手をかけよう。ウチの近所に、「月と星」みたいなネイルサロンあるかしら。
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キレイになった自分の指先を見てニヤッとし、また頑張れる!キラキラのネイルの世界をのぞかせてもらいました。ネイルの工程も丁寧に描かれていて勉強になりました。たしかに!帯にも書いてありましたが、この本を読んだらネイルしたくなりますね。
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しをんさんお得意の、ユーモア溢れるお仕事小説。今回は特に笑わせ要素が多かったように感じた。 本作で舞台となるのは“ネイル”だ。まさに「指先に魔法」の世界である。ネイルサロン「月と星」を一人で切り盛りする月島美佐は、ひょんなことから新米ネイリストの大沢星絵を雇うことになる。まったく...
しをんさんお得意の、ユーモア溢れるお仕事小説。今回は特に笑わせ要素が多かったように感じた。 本作で舞台となるのは“ネイル”だ。まさに「指先に魔法」の世界である。ネイルサロン「月と星」を一人で切り盛りする月島美佐は、ひょんなことから新米ネイリストの大沢星絵を雇うことになる。まったく個性の異なる2人は、お互いの足りないところを補完し合いながら、顧客と向き合っていくが……。 ぼくは男だし(←これについては本文中にも言及あり)、ネイルそのものに取り立てて興味はないが、推しの女性歌手がライブの前などに「ギター用の新ネイル」などのコメント付きで指先の写真を投稿していたりすると、「ほーっ」と感心し見入ってしまう。披露される蘊蓄もいろいろと興味深かった。 NetGalleyにて読了。
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