夜刑事 の商品レビュー
感染すると痛覚以外が知覚過敏となり、日中の活動ができなくなるヴァンパイアウィルスに感染した警視庁組対部刑事岬田。 感染者の多くが犯罪に手を染める中、岬田は唯一の感染者刑事として居続ける。 中国の動きなどコロナ禍を連想するが、そこに吸血鬼(血は吸わない)要素を取り込んだり、対立す...
感染すると痛覚以外が知覚過敏となり、日中の活動ができなくなるヴァンパイアウィルスに感染した警視庁組対部刑事岬田。 感染者の多くが犯罪に手を染める中、岬田は唯一の感染者刑事として居続ける。 中国の動きなどコロナ禍を連想するが、そこに吸血鬼(血は吸わない)要素を取り込んだり、対立する組織のもっともらしい名前など、いかにも作者らしい要素に満ちる。 300ページ足らずの分量で今一つ食い足らないが、大沢ワールドの一端は感じられる。
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ウィルス感染し、夜にしか行動できない/感覚が研ぎ澄まされた刑事が主人公 魅力的な女性キャラはシリーズを意識しているのか、目的や背景がよくわからない 展開もを早く、楽しめる作品であるが、なにか物足りなさ(出し惜しみ)を感じる作品
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ヴァンパイアウイルスに感染して、夜しか活動ができなくなった刑事が主人公。 ストーリーの始まりは、なかなか流れがつかめなかった。SF的な世界観で覆われていて、ヴァンパイアウイルスを新型コロナウイルスに想像すればいいのか、戸惑ってしまった。 でも読んでいくうちに、ストーリーの骨格が確...
ヴァンパイアウイルスに感染して、夜しか活動ができなくなった刑事が主人公。 ストーリーの始まりは、なかなか流れがつかめなかった。SF的な世界観で覆われていて、ヴァンパイアウイルスを新型コロナウイルスに想像すればいいのか、戸惑ってしまった。 でも読んでいくうちに、ストーリーの骨格が確かになり、楽しませてくれた。 ヴァンパイアウイルスによって、感染者対非感染者の対立が生まれ争いになる。それでも、自分に降りかかる悪い状況を追い払いながら、ひとりで事件に立ち向かっていく夜刑事。 外国のスパイらしき女性が近づいてきて、敵なのか味方なのか、それとも男女の関係になるのか、ストーリーを膨らませてくれる。最終的には、バイオテロを阻止できるかどうかの決着になる。 大沢在昌のこれまでの作品『新宿鮫』の鮫島みたいな孤独さと『感傷の街角』のような粗削り感を彷彿させてくれた。まだまだ夜刑事・岬田の活躍を読みたいので、ぜひシリーズ化して欲しい!
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中盤過ぎから登場勢力が増えてきてよくわからなくなった。ラストも駆け足で雑な印象が拭えない。とりあえず本作の記憶があるうちに続編を読みたい。2人の女がどうなるか気になる
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中国で発生したバンパイアウィルスに感染させられた岬田。中国の女スパイから注射で感染。日本人唯一の刑事の感染者。日中の紫外線に耐えられない。夜は真っ暗の店で酒を飲む。夜中の潜入捜査で外務書の男が販社感染者に射殺される。撃った男は撃った銃で自殺。感染者グループ同士の殺し合い。テロを計画している。阻止する為にフリーの中国側に雇われた日本人美女スパイから情報を得る。ワクチンの開発の博士は1年前に死亡。明らかに殺人。殺したのはゲイのパートナーの助手。 長野県の会社のビルでワクチンの研究現場をおさえる。博士を殺した助手を確保するが中国側にとられる。殺された役人は、日本人研究者と中国人の間に生まれた男の面倒を見ていた。金銭にも手を出し反社から消された。バンパイアウィルスはなおせるが、そのままの方が都合がいい。
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恋人にバンパイアウイルスに感染させられたサキは暗闇でしか活動できない夜刑事に。警察の同僚から憎まれ、犯罪者から狙われる孤独な彼が感染者集団「無常鬼」を追う。元恋人の明林、ヒロインの工作員マコも気になる、シリーズ化の導入のようで中途半端な終わり方ということで☆5はあげられない。
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バンパイアウイルスに感染した刑事岬田は、太陽の光にあたると皮膚を火傷をするが、暗闇で目が効き聴力が発達し外傷に強い体質を得た。 謎の工作員のマコと疑心のなか協力しながら、感染者グリーンボマーとそれを排斥するバンヘルシングの抗争に踏み入れていく。 吸血鬼のような体質の刑事という新...
バンパイアウイルスに感染した刑事岬田は、太陽の光にあたると皮膚を火傷をするが、暗闇で目が効き聴力が発達し外傷に強い体質を得た。 謎の工作員のマコと疑心のなか協力しながら、感染者グリーンボマーとそれを排斥するバンヘルシングの抗争に踏み入れていく。 吸血鬼のような体質の刑事という新たなカテゴリーの警察小説には、ハヤカワミステリーからの出版かと思ったくらいだった。 斬新な読み応えもあり、お得意のお色気要素も盛ってあり、謎解きの妙味もあり、飽きさせず読ませてくれた。 小説の結末も、以降の作品に乞うご期待的な終わり方がよい。 ただ「大沢在昌の警察小説」を期待して読み始めたが、リアルな物語とは少々道をずらした感があり⭐️1つ減と評価した。 でも面白かった。
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これがハードボイルドか。ここまで読みやすいとは思ってなかったし、読みやすいのに手に汗握って最後は一気読み 淡々としてるようで、時に軽やかな冗談に、時に激昂に心揺さぶられる。自分はあまり孤独を恐れないけど、岬田の孤独はあまりにも痛くて、味方だと伝えたくなった 満月の下で読みたい...
これがハードボイルドか。ここまで読みやすいとは思ってなかったし、読みやすいのに手に汗握って最後は一気読み 淡々としてるようで、時に軽やかな冗談に、時に激昂に心揺さぶられる。自分はあまり孤独を恐れないけど、岬田の孤独はあまりにも痛くて、味方だと伝えたくなった 満月の下で読みたい本
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Audibleにて。 好きな声優さんがナレーターをされてるということで聞いてみました。 内容は可もなく不可もなく…。 決して退屈ではないものの、好みではありませんでした。
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【著者史上最も孤独な刑事を描く新シリーズ!】未知のウイルスに感染し研ぎ澄まされた五感を手に入れた刑事の岬田は、犯罪者にも警察にも憎まれ、絶望と隣り合わせの捜査に当たる。
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