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オペレーショナル・エクセレンス の商品レビュー

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2025/01/09
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・意思決定が変わってもイチから再構築せずとも済むオペレーションモデルこそが重要 ・製品を絞って業務を軽くする。経営資源を集中させるのもオペレーショナル・エクセレンスのひとつの表象である ・オペレーショナル・エクセレンスの状態とは  ・指標が整っている(どこに向かって行動をとるべきか明確である)  ・仕組みが整っている(個人の力量に過剰依存しない仕事の仕組みがある)  ・適材が適所に配置されている(スキルが定義され可視化され、育成プログラムが整い、人と機会のマッチングが最適化されている) ・業務フローには4レイヤー存在  ・レイヤー1:機能群(機能のかたまりを表す。部門間の業務粒度)  ・レイヤー2:機能(細分化した業務。部署間の受け渡しを表現)  ・レイヤー3:更なる細分化された業務(誰が何をするか。マニュアル処理/システム処理、判断を記載する)  ・レイヤー4:業務ごとの手順を示す。誰が担当しても一定以上の品質を保ち得るレベルで記載する ・ITシステムは業務プロセスに先行しない(オペレーショナル・エクセレンスにとってのITシステムは単なる道具) ・オペレーショナル・エクセレンスを得たいのなら業務改革の術を学べ。最初の一歩は業務フローの作成から  ・現場の業務を理解していなければ本来戦略は立案し得ない  ・業務改革手法の劈頭を飾るのが、業務の可視化、具体的なアクションとしての業務フローの作成である ➊業務の可視化  ・業務の流れ(業務プロセス・業務フロー・業務リスト)  ・情報(ドキュメントリスト・情報マップ・ドキュメント関連図)  ・組織(体制図・責務定義表・責務分担表)  ・人・スキル(スキル定義表・人材リスト・人材ポートフォリオ) ❷問題の可視化  ・問題とはQ:業務品質、C:コスト、D:納期を既存する事項を指す  ・問題発見のためのアプローチ   1.可視化発見型:へーそんな風になっているんだ、何でこんなタスクやっているんだっけ、これって意味あるんですかねが出てくればしめたもの   2.仮説検証型:現場の担当者や管理者などの業務有識者からのヒアリングで得た仮説をもとに、それを業務の可視化によって検証し問題を明らかにする   3.原点立ち返り型 :1、2では現状の延長線上の改善に留まり、より大きな業務改革にまで効果を高めるのは難しい 時に一般論や他社事例などの知見も加味し現業務に対して根本的疑問をぶつけ、改革可能性を貧欲に探っていく。深い目的への理解と強い「業務への関心」が必要。しがらみにとらわれない視点からの見解。ただしお行儀よく ❸業務の清流化  ・ECRS(イクルス)   ・Eliminete(無駄を取り除く)   ・Combine(複数のタスクをひとつに結合、1つのタスクを複数へ分離)   ・Rearrenge(作業順の組み換え、類似タスクでの代替、担当者の変更など)   ・Sinplify(手順や成果物の最適化、手順書化、自動化など) ❹暗黙知の可視化 ❺結果の可視化  ・FI(financial index)、OI(operational index)との関連を明示することが重要。FIとの結びつきが明瞭なOIは現場の改革意欲を掻き立てる  ・目標数値の設定の考え方   ・理論的なベストケース算出   ・他社ベンチマークや他業界事例などを参考にする   ・モチベートされるキリのよい目標(倍増・半減・大台突破など)

Posted byブクログ