聖獣王のマント の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
十二国記と似てる設定だが、これはまたこれで良かったです。新王に選ばれた少女の成長、偽王の企み、織物と刺繍の技や運命のマント、そして個性的な登場人物などワクワク要素満載でした。
Posted by
もう何もかもがいやだと、逃げ出したいと考える少女のチル。 「我が王よ」 突如降ってきた黄金から囁かれたその言葉にさらわれ、チルは異世界へと迷い込む。 自分には何もできないと諦めの境地に達している彼女は、本人の知らぬ間に勝手に託された運命のもと、選択しなければならない。彼女の生...
もう何もかもがいやだと、逃げ出したいと考える少女のチル。 「我が王よ」 突如降ってきた黄金から囁かれたその言葉にさらわれ、チルは異世界へと迷い込む。 自分には何もできないと諦めの境地に達している彼女は、本人の知らぬ間に勝手に託された運命のもと、選択しなければならない。彼女の生きる道を。 チルの周りに確かに在る手の温もり。国の象徴である織物の彩り、刺繍の手触り。肌で感じる異国の動乱。 すべてのものが鮮やかに浮かび上がってくる。 チルの進む道を物語の最後まで共に歩んできたように感じる。 そして共に進んできた彼女はこの物語を一度終え、再び新たな道を歩き出すのだ。その道に幸あらんことを。
Posted by
チルがどんどん前に進んでいく姿に勇気がもらえる。また登場人物達がいい人ばかりでとても愛おしく思える。
Posted by
まだ読んでないんだけど、あらすじ見た感じめっちゃ十二国記味があって楽しみ! 金髪で聖獣とか絶対麒麟じゃんね、、、 女の子が突然「あなたは王だ」って告げられて異世界に連れてかれる展開も似てる! 紅玉いづきさん大好きだし、こういう物語の展開も大好物だから読むのたのしみすぎる
Posted by
現在も居場所がなくもがいているところに出会ったのは、異世界からの聖獣であった。飛ばされた異世界は、隣国からの侵攻を受けており、疲弊する国土で人々は新たな王を待ちわびていた。 異世界転生ではあるが、転生先に順応できる人ばかりでなく、この作品の主人公のように戸惑いや理不尽さを感じる...
現在も居場所がなくもがいているところに出会ったのは、異世界からの聖獣であった。飛ばされた異世界は、隣国からの侵攻を受けており、疲弊する国土で人々は新たな王を待ちわびていた。 異世界転生ではあるが、転生先に順応できる人ばかりでなく、この作品の主人公のように戸惑いや理不尽さを感じることもあると思う。 そんな主人公でも、人の優しさに少しずつ、でも確実にふれてゆく。 周りの大人も、主人公にいてほしい気持ちもあっても、「自分の国の問題だから」と無理強いさせずに、ひとりの庇護すべき少女として守ってもくれている。 読んでいると、ある一場面がすごく鮮やかに色づく。聖獣の黄金だったり、その温度感だったり、人の思いがこめられた刺繍の布の重さだったり。 作者さんもあとがきで書かれているが、主人公の女の子の覚悟や腹をくくった強さなど、本作も感じる事ができる。
Posted by
お話の内容も素敵でしたが、あとがきも素敵でした。 また新たな物語を楽しみにしています。 作者様の描く世界観がいつも大好きです。
Posted by
今回のお話も最高でした〜!ネタバレになるからあまり書かないけれど、主人公ちゃんが最高に良い女でした!(私の好みな感じだった)。紅玉いづき先生がXで呟いてたけど、確かに主人公愛されだった。最後まで好きが止まらなかったので、愛読書の本棚に追加しました!これからも応援しています〜!
Posted by
- 1