クマはなぜ人里に出てきたのか の商品レビュー
2023年はツキノワグマによる人身事故が多発した秋田県のクマ事情を考察。人里に出没件数が増加し、イネやソバの実を食害するようになった。しかも、親子のクマが複数のペアで人にも怯えない状況であると。山でのブナなどのドングリの凶作だけが原因でない。不可逆な森林開発によるクマの環境収容力...
2023年はツキノワグマによる人身事故が多発した秋田県のクマ事情を考察。人里に出没件数が増加し、イネやソバの実を食害するようになった。しかも、親子のクマが複数のペアで人にも怯えない状況であると。山でのブナなどのドングリの凶作だけが原因でない。不可逆な森林開発によるクマの環境収容力の低下により、雄グマを回避した母クマとその子グマが多いということに納得した。2024年にツキノワグマは指定管理鳥獣になった。クマはイノシシと違い繁殖力が低いため駆除の仕方によっては嘗てのオオカミの運命を辿るのではないかと懸念する。
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