おおなわ 跳びません の商品レビュー
これはものすごい作だ。大なわ跳びをベースに真の配慮とは? という話を児童向けに丁寧に語る、というところまでは良作ならたまに見る構造ですが、その過程でいろんな個性のクラスメイト達が意見をぶつけ合った上でより良い形の結論を導きだすのが非常に見事でした。いや見事。
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おおなわ大会に出ないと宣言した、左足にハンディを持つ5年2組の双葉。 双葉は自分が出るとクラスが勝てないからと言う。 ハンディがある人とも一緒に大会に参加できる方法はあるだろうか? 考え方や事情の違う一人一人がこの問題を考える。 相手を思いやり、自分の思いを伝えて問題解決に立ち向...
おおなわ大会に出ないと宣言した、左足にハンディを持つ5年2組の双葉。 双葉は自分が出るとクラスが勝てないからと言う。 ハンディがある人とも一緒に大会に参加できる方法はあるだろうか? 考え方や事情の違う一人一人がこの問題を考える。 相手を思いやり、自分の思いを伝えて問題解決に立ち向かう5年生の姿を描く。 * 清々しい。 ハンディのある人と一緒にやりたいんだという思いがストレートで気持ちがいい。 本来、私たちは一緒に生きていて社会を作っているんだと改めて思いを馳せる。 子どもたちの視点で社会を見つめ直しているような気もした。 ハンディのある人たちを囲ったり特別視するのではなく、一緒に協力できる社会を作っていくことができるといい。 子どもたちがこの本を読んで、他者の視点や考えに思いを馳せてほしい。
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おおなわ大会 足にハンディを持った双葉が言った 「おおなわ大会は出ません」 その言葉をきっかけに誰もが参加しやすいようなルールを考えていく 分かりやすい目に見えるハンディも見えないハンディもある 競うことが体にしみこんでしまっているけれども、それよりも大切なことってあるよね ...
おおなわ大会 足にハンディを持った双葉が言った 「おおなわ大会は出ません」 その言葉をきっかけに誰もが参加しやすいようなルールを考えていく 分かりやすい目に見えるハンディも見えないハンディもある 競うことが体にしみこんでしまっているけれども、それよりも大切なことってあるよね 5年生
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5.6年。双葉は生まれつき足が悪い。恒例のクラス対抗の大縄大会だったが、5年になり周りはどんどん上手くなり優勝を目指したいというクラスメイトの声を聞き、出ることに躊躇し始める。クラスみんながハンディや得意不得意の公平さや、学校行事について考え、それぞれ目標を持つことを大切にする。...
5.6年。双葉は生まれつき足が悪い。恒例のクラス対抗の大縄大会だったが、5年になり周りはどんどん上手くなり優勝を目指したいというクラスメイトの声を聞き、出ることに躊躇し始める。クラスみんながハンディや得意不得意の公平さや、学校行事について考え、それぞれ目標を持つことを大切にする。 学校現場のリアルさがある。不登校が増える5.6年で多様性の一つの考え方受け止め方として見てほしい一冊。
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徹底的学級会小説。話し合うということが教育に盛り込まれて、小学校って今こんな感じ(ここまでうまくはいかないにせよ)なんですよ〜といつまでも30年前くらいの、あてられるまで誰も発言しない教室のイメージを抱いたままの大人に読ませてあげたいです
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