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地べたから考える の商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

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2025/01/13

ブレイディみかこさんの文章をつまみ読みできる。10代でこの激しい文章を読んだら脳みそが割れるのではないかと思う。「自分は今まで周りの言うことを鵜呑みにしすぎていたのではないか」と「目覚める」人もいるだろう。 それはとても、うらやましいことだと思う。

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2025/01/11

【目次】 はじめに プロローグ:花の命はノー・フューチャー 1.子どもの情景 子どもであるという大罪 ガキどもに告ぐ。こいのぼりを破壊せよ RISE 出世・アンガー・蜂起 2.地べたからみた社会 石で出来ている 君は「生理貧困,ミー・トゥー!」と言えるか 3.英国とい...

【目次】 はじめに プロローグ:花の命はノー・フューチャー 1.子どもの情景 子どもであるという大罪 ガキどもに告ぐ。こいのぼりを破壊せよ RISE 出世・アンガー・蜂起 2.地べたからみた社会 石で出来ている 君は「生理貧困,ミー・トゥー!」と言えるか 3.英国という鏡 ヨイトマケとジェイク・バグ どん底の手前の人々 4.地べたからみた世界 キャピタリズムとは ウーバーとブラックキャブとブレアの亡霊 歴史とは 5.他者の靴を履いてみること 誰かの靴を履いてみること エンパシーの達人,金子文子 自分を手離さない エピローグ:おりません、知りません、わかりません おわりに

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2025/01/06

配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01435791

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2024/12/25

中学生・高校生向けの本らしいが、中学生には少し難しいのではないかと感じた。ただ、内容は非常に興味深く、筆者が住んでいる英国での経済状況や教育に触れた内容で、日本との相違点や同じ部分を分かりやすく説明していた。

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2024/12/22

ブレイディみかこさんが今まで書いたエッセイからの抜粋集。自らの足元から問いを立てること、そこから見えてくるものについて。思索の端緒となるような本で、上手く言えないけどなんかモヤモヤするっ!という人にオススメ。

Posted byブクログ

2024/12/15

中高生向けなので、読みやすかったです。 ストレートな表現が、がつんと来ました。 たしかに、世界は広いですね。

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2024/11/27

この方のいままで読んだ著書をギッュとまとめた感じでした。しかしどの本よりも毒?が強く感じたけれどそれはあくまで事実なんだろうと。 ちくまQブックスはティーン向けだと思いますがしっかり大人も勉強になると思います。 他人の背景を考えて、一人一人の価値観やそれに附随する尊厳を尊重する...

この方のいままで読んだ著書をギッュとまとめた感じでした。しかしどの本よりも毒?が強く感じたけれどそれはあくまで事実なんだろうと。 ちくまQブックスはティーン向けだと思いますがしっかり大人も勉強になると思います。 他人の背景を考えて、一人一人の価値観やそれに附随する尊厳を尊重するかと、うっかり自己の価値観だけで人を評価してしまうことのないようにしたい。 多様性の世界(昔からあったはずなのに無いものとしていた時代)がしっかり個人を大切にしていける時代になればなと思います。

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2024/11/20

靴を脱いで絨毯に乗る。絨毯は空を飛び必要なところに連れて行ってくれる。いつか魔法は切れ、地に落ちる。学校は卒業し、職場は定年し、国も衰退する。乗っかる生き方はもうできない。自力で地べたを歩くしかない。…問いを立てて探求する力を磨く。いや、問いは立てるではなく、立ってくるもの。湧い...

靴を脱いで絨毯に乗る。絨毯は空を飛び必要なところに連れて行ってくれる。いつか魔法は切れ、地に落ちる。学校は卒業し、職場は定年し、国も衰退する。乗っかる生き方はもうできない。自力で地べたを歩くしかない。…問いを立てて探求する力を磨く。いや、問いは立てるではなく、立ってくるもの。湧いてくる疑問で靴を履いておこう、自分の足で歩けるために。…ちくまQブックスは中高生向けのアンソロジー。関心の持てない授業はサボり続けた作者のエッセイ集を読む。大人にとって都合のよい子になるなと、セーラー服姿の彼女が仁王立ちしてる。

Posted byブクログ

2024/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

欧米は、キリスト教的な考えが基盤にあり、人がただ生きているだけでその権利が認められる文化だが、日本は権利だけを享受することはできない、義務を果たしていないと権利は与えられない、というくだりを読んで、なるほどなあ、と思った。SNSには低所得者にばら撒きをやめろ、とか、専業主婦を叩いたりする声はよく見るし、まさに今の日本をうまく表してるなあと思った。 違う文化の国に住んでいるからこそ、外から見た日本社会を的確に表現している作品だと思った。 これからの日本は、もっと今まで以上に色々なバックグラウンドの人達、多様な価値観をもつ人達が増えてくるだろう。そのとき、シンパシーではなく、エンパシー。他者の靴を履いて考える。 これはとても大切な事になって来ると思う。

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2024/11/16

どの著作もキレが良くてステキだが、中でも特にキレッキレの文章を中高生のために集めたものなので、読みやすくて学びが多い。 本当にいい本だ。 中高生だけに読ませるのはもったいない。もちろん中高生には読んでほしいけど。 「はじめに」で、中高生のための文章なんてクソ食らえ!と思ってた生...

どの著作もキレが良くてステキだが、中でも特にキレッキレの文章を中高生のために集めたものなので、読みやすくて学びが多い。 本当にいい本だ。 中高生だけに読ませるのはもったいない。もちろん中高生には読んでほしいけど。 「はじめに」で、中高生のための文章なんてクソ食らえ!と思ってた生意気な子だった私なのに、こんな本を出して…と書いてあり、ブレイディみかこならさもありなんと笑った。 イギリスでの、ヒリヒリするような剥き出しの格差を、現場から(しかも地べたから)発信されると、日本なんてまだまだましかなと思う。 けれど、キリスト教に裏付けされた、「誰もが存在するだけで価値がある」という価値観がしっかりとイギリスにはあるが、日本は、「義務」を差し出さない人間は価値がないという価値観に基づいているため、それはそれで苦しい社会であるという。 確かに確かに。 息子の期末テストの問題にエンパシーとは何か、子どもの権利を3つ挙げよという出題があったというが、それをスラスラ答えることができる子どもを育てているイギリスはさすが近代契約社会を体現している国ではある。 イギリス、羨ましくもあり、羨ましくなくもあり。 この日本で、日本発の良さを作り上げていくしかない…よね。

Posted byブクログ