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不登校クエスト の商品レビュー

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2024/12/11

 筆者の内田拓海さんは、1997年生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。職業は作曲家。  内田さんは、義務教育を受けていません。小学校入学前に自分の判断で「行かない」と決め、学校には一度も行かなかったそうです。  内田さんが、この本を通して伝えたいことは「不登校でも意外と大丈夫...

 筆者の内田拓海さんは、1997年生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。職業は作曲家。  内田さんは、義務教育を受けていません。小学校入学前に自分の判断で「行かない」と決め、学校には一度も行かなかったそうです。  内田さんが、この本を通して伝えたいことは「不登校でも意外と大丈夫ですよ」ということだそうです。まずは、子どもを信じて待ってあげて欲しいとも言います。  この本では、内田さんの、小学校から中学校までに「考えていたこと」「やってみたこと」(1章)、高校から大学までに「考えていたこと」「やってみたこと」(2章)、無職ニートから作曲家になるまでに「考えていたこと」「やってみたこと」(3章)が書かれています。  内田さんは、小学校中学校の時期9年間は「選択的不登校」(本人談)でしたが、高校に行くことを決意し、神奈川県立横浜修悠館高等学校(通信制単独校)に進学し、東京藝術大学受験を決意して高2から作曲を学び始め、3度目の受験で合格します。  門外漢のわたしが、不登校についてや、藝大受験について申し上げることはありません。個々の環境、年齢、代替手段、保護者の考え方等々、選択肢はいろいろだと思います。わたしとしては、人生は1度しかありませんから、やり直しは効かないことを認識しつつ、学校に行かない代わりに何をするか・できるかを考えながら、子どもさんに寄り添うということしか思いつきません。  本書は、ひとつのケースとして読むのがよいのかなと思いました。個々の人生に万能のマニュアルは無いと思いますので。  不登校だろうが登校していようが、人生がクエストであることは変わりありません。

Posted byブクログ