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無人島のふたり の商品レビュー

4.3

22件のお客様レビュー

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2025/01/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

ふわっと死んでもたー。 モーローとしてって、とても眠くて、妙な感じになって、向こう側にある王子の声がよく聞こえなって、死んでもた。 自転しながら公転の意味がわかった。 人間関係のメタファーだったのか。 人間関係と言うのは、本当に不思議な化学反応を起こす。近くに住んだり遠くに離れて住んだり、どちらかの仕事がうまくいったり行かなかったり、どちらかが病気だったり、年齢が行ったり、ちょっとしたことで2人の間の雰囲気が変わったりする。 人間同士の関係は男女だけでも、男同士だけでも女同士だけでもない。恋愛だけじゃないし、親友だけでもない。ただずっと離れずに自転公転をゆるく、ゆるく、返すことができるのが豊かなことかもしれないと、私はふんわり幸福に思っていた。 怖がりで不安がりの私だけれど、何故か半歩普通からはみ出してないと爆発的な喜びを感じない。 わかる。 強烈に楽しかった思い出は? そういうことが、私には笑いが止まらないほど楽しくて生きてる実感を掴めた瞬間だった。 そんな私にとって、就職した会社を辞めて専業作家になったり、最初の結婚をあっさり辞めて独身に戻ったり、それは辛い部分はあるにはあったが、内心は笑いが止まらない出来事だった。

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2025/01/03

2021年4月膵臓がん。2021年10月13日永眠。好きな作家、山本文緒さんの闘病日記。切なくてつらい。

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2024/12/27

余命宣告をされた著者による日記形式のエッセイ。全てではないのだろうが、日々の心境が淡々と綴られている。 何が面白いとか、タメになるとかという内容ではないが、とても余韻が残る本でした。

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2024/12/23

いっきに読んだ ユーモアをまじえながら書いているけれど、かなり辛かったのではないか この作家の凄みを感じた ご冥福をお祈りします

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2024/12/15

2024年12月 とても衝撃を受けた。 この本に対して感想を書くのは、今は少し難しい。 でも今この本に出会えて読むことができて、ほんとうに良かったと、心から思う。

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2024/12/14

心にずしんとくる。病気のこと、周囲の人とのこと、特にやはり旦那様との事が胸にぐっときた。でも、ぐっとくるように書かれているわけではない。ご本人としては、なるべく淡々と文章にされたいんだなと伝わってきた。ゆっくり読み進めるべき内容なんだろうなとは思うけど、どんどん続きを読んでしまっ...

心にずしんとくる。病気のこと、周囲の人とのこと、特にやはり旦那様との事が胸にぐっときた。でも、ぐっとくるように書かれているわけではない。ご本人としては、なるべく淡々と文章にされたいんだなと伝わってきた。ゆっくり読み進めるべき内容なんだろうなとは思うけど、どんどん続きを読んでしまって、一気でした。人にもオススメしたいけど、親には…どうなんだろうかこれは…。

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2024/12/14

大切に読んだ。体温が灯った言葉と生き様が降り注ぐ。余韻がすごい。文中に登場する小説も何冊か購入した。

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2024/12/03

余命3ヶ月の山本さんの赤裸々な日記でした。 どんな状態でも心の動きはそこまで変わらないのだと思った。  ありのままの日記でした。

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2024/11/24

2年前に亡くなった母と全く同じ病気で亡くなられた山本さん この日記を読めば、私も母が闘病中にどんなことを感じ思い絶えて過ごしたのか分かるような気がして購入 でもなんだか読むのが怖い 母がどれほど辛かったのか知ってしまいそうで 最期にこの本を残してくださった山本さん ありがとう

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2024/11/21

ほぼ同年代であり、読むのが辛かったが、角田光代さんの解説にあるように、辛くてしんどいという訴えばかりではなく、読者を気遣う文章が綴られている。遺作になった「ばにらさま」を読みたい本に登録した。

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