クマのひとりのじかん の商品レビュー
しんとした森にピアノの音が…。 弾いているのはクマで、みんなはうっとりききいる。 美しい音をずっと聞きたいみんなは、クマがおしまいにした後も「もっと」「もっと」とずっと声をかけるけれど… クマはひとりになりたくて ただそれだけなのに いつまで追いかけてくる声に思わず吠えてしまい、...
しんとした森にピアノの音が…。 弾いているのはクマで、みんなはうっとりききいる。 美しい音をずっと聞きたいみんなは、クマがおしまいにした後も「もっと」「もっと」とずっと声をかけるけれど… クマはひとりになりたくて ただそれだけなのに いつまで追いかけてくる声に思わず吠えてしまい、みんなをふるえさせたけれど、なんで吠えるのかとか頼みを聞いてもらえないのかとか… クマはもうなにも言わずにみんなの声がきこえなくなるまで待った。 やっとひとりになれたと思ったらシマウマが残っていて… シマウマの声がけは、なぜか優しい気持ちにさせてくれた。 ひとりになりたいとおもっていたけれどシマウマは他のみんなとはちょっと違うことに気づき…。 ひとりになりたいときもある。 もっとゆっくり自分の気持ちを聞いてくれたら… そのことをわかってくれるだれかはきっと近くにいる。 ほぼ白黒にほんのり赤がほっとさせてくれる絵。 森のなかにも温かさが潜んでいることを現しているのだろうか… 幻想的でもあった。
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絵本はほとんど手に取りませんが、ほとんど白黒と、アクセントに少しだけ赤色が使われた装丁に惹かれて。ピアノが上手なくまが、1人になりたいのに、皆が放っておいてくれない。なんとかふりきって、それでも残ったのは、くまから受け取るのではなく、自分もくまのために何かしてあげたいというシマウ...
絵本はほとんど手に取りませんが、ほとんど白黒と、アクセントに少しだけ赤色が使われた装丁に惹かれて。ピアノが上手なくまが、1人になりたいのに、皆が放っておいてくれない。なんとかふりきって、それでも残ったのは、くまから受け取るのではなく、自分もくまのために何かしてあげたいというシマウマ。「ひとりとひとりで、いっしょにいよう」
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