サブ・ウェイ の商品レビュー
大きな苦悩を抱えながらも前に進んでいかなくては、と悩む主人公の葛藤が描かれていて共感できる作品でした。
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「誰を探していますか」 とある時間になると。 何年経とうが自分の中で消化しきれていないからこそ、どこかに居るのではと考えてしまうのだろうな。 「誰が見捨てたのですか」 手が出てしまう理由。 珍しい忘れ物だというのに、こんなに頻度が高く見つかると違和感を感じるだろうし不自然に思う...
「誰を探していますか」 とある時間になると。 何年経とうが自分の中で消化しきれていないからこそ、どこかに居るのではと考えてしまうのだろうな。 「誰が見捨てたのですか」 手が出てしまう理由。 珍しい忘れ物だというのに、こんなに頻度が高く見つかると違和感を感じるだろうし不自然に思うだろ。 「誰の命令ですか」 万引きの手口は簡単。 リーダー格の人間が考え方を変えない限り、とかげの尻尾切りになるだけで完全に終わることはないな。 「誰が悪いのですか」 置き去りにされてた。 当人になってみなければ最善なんて分からないが、捨てると決めたのは凄く覚悟のいる選択だっただろ。 「誰を信じますか」 向いていない職から。 心の中にある罪悪感が消えるまで、どんな仕事を始めたとしても何か引っかかるものがあり続けるだろ。 「あなたは誰ですか」 ついに見つけた相手。 こんな話を聞いてしまったら未練だけでなく、何をしてでも捕まえる場に関わりたくなってしまうだろ。
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最近お気に入りの作家さん。相変わらず読みやすく、とても面白かった。 今回は連作の短編でさらに空き時間にサクサク読めた。 私は第一話が特に印象深かった。母親なら当然、、同情せざるを得ない悲しい物語。 今のところ、この作家さんの作品、全てとても面白かった。まだ未読の方、ぜひ読むべ...
最近お気に入りの作家さん。相変わらず読みやすく、とても面白かった。 今回は連作の短編でさらに空き時間にサクサク読めた。 私は第一話が特に印象深かった。母親なら当然、、同情せざるを得ない悲しい物語。 今のところ、この作家さんの作品、全てとても面白かった。まだ未読の方、ぜひ読むべし。
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初読み作家さんかも。他の作品も読んでみたい。私服警備員いてくれたら安心するし、滅多にない落とし物はなるほどと思った。
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巨大都市東京に、血管のように張り巡らされた地下鉄路線。 今日も多くの人が行き交う、その地下鉄の安全を確保する私服警備員たちの活躍を描く。 かつて国鉄には鉄道公安官がいたが、彼らは公務員であり、警察官であった。 対して地下鉄の保安員は、民間警備員。 公権力は持たず、武力はなく、捜...
巨大都市東京に、血管のように張り巡らされた地下鉄路線。 今日も多くの人が行き交う、その地下鉄の安全を確保する私服警備員たちの活躍を描く。 かつて国鉄には鉄道公安官がいたが、彼らは公務員であり、警察官であった。 対して地下鉄の保安員は、民間警備員。 公権力は持たず、武力はなく、捜査権もない。 地下鉄の安全を護るのは、犯罪、事故が起きないように自然に誘導する。 特殊な職場に集まってきたメンバーは、それぞれがいろいろなものを抱えている。 そのヒューマンドラマと思いきや、話しは一転してスリリングな場面展開へ。 一件落着して、平和を取り戻し、また彼らは地下鉄路線内に散らばっていく。 面白かった。
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誘拐、痴漢、万引きなど駅ではいろいろな事件が起こる。実際もそうなのだろう。最後急展開だったけれど、事件も解決して終わったので良かった。
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試験導入された地下鉄の私服警備員になった女性を主人公が駅や車内で様々な事案に遭遇するという話。 この女性、彼氏を地下鉄ホームで殺されたという過去から、自分で犯人を捕まえたいと警備員の仕事についたとか短絡的。 何かあると仕事が手につかないといって〜っとしてるし、おいおいそんな呑気な...
試験導入された地下鉄の私服警備員になった女性を主人公が駅や車内で様々な事案に遭遇するという話。 この女性、彼氏を地下鉄ホームで殺されたという過去から、自分で犯人を捕まえたいと警備員の仕事についたとか短絡的。 何かあると仕事が手につかないといって〜っとしてるし、おいおいそんな呑気な仕事なのかいっていう感想。 おまけに最後の方では刑事について犯罪者会いに行ったり、拳銃を持った強盗犯に向かって行ったりともうめちゃくちゃ。 真面目に読んだのがバカらしくなるほどの展開に怒りすら覚える。 駄作でした。
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ここ3冊くらい、面白いと思える本に当たらず、挫折していたところ、巡り会いました! 地下鉄の私服警備員という仕事は、本当にあるのかなぁ。本分でも試行段階だけれど。 穏やかなトーンで、警察ではないけれどそれ様の事件への対応が何話かあり、最後に主人公自身がその仕事に?求めていた事件に巡...
ここ3冊くらい、面白いと思える本に当たらず、挫折していたところ、巡り会いました! 地下鉄の私服警備員という仕事は、本当にあるのかなぁ。本分でも試行段階だけれど。 穏やかなトーンで、警察ではないけれどそれ様の事件への対応が何話かあり、最後に主人公自身がその仕事に?求めていた事件に巡り会うのだけれど、出来すぎでしょ⁈と思いつつも惹き込まれる。 加速度ついて読み込みました。
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主人公は東京の地下鉄警備員。地下鉄の中で起きる人間模様やいざこざに焦点を当てるというより、恋人を殺された主人公の犯人捜しの方に重点が置かれている感じ。主人公の行動が、私は正しいんだ、という大義名分のもと少し強引に感じた。警察の捜査に首を突っ込みすぎだし、同僚の悩みや秘密にも直截す...
主人公は東京の地下鉄警備員。地下鉄の中で起きる人間模様やいざこざに焦点を当てるというより、恋人を殺された主人公の犯人捜しの方に重点が置かれている感じ。主人公の行動が、私は正しいんだ、という大義名分のもと少し強引に感じた。警察の捜査に首を突っ込みすぎだし、同僚の悩みや秘密にも直截すぎるのではと思ったり。お話自体は読みやすくてそれなりに楽しめた。
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試験導入された地下鉄の私服警備員として働く明美は、二年前に恋人を殺された。彼に何が起こったのかを知り、犯人の手掛かりを追うためにその仕事に就くことを決めた彼女。しかしさまざまな事情を抱えた人たちに出会い、手を貸すうちにその仕事に意義を感じるようになる。ミステリでもありお仕事小説で...
試験導入された地下鉄の私服警備員として働く明美は、二年前に恋人を殺された。彼に何が起こったのかを知り、犯人の手掛かりを追うためにその仕事に就くことを決めた彼女。しかしさまざまな事情を抱えた人たちに出会い、手を貸すうちにその仕事に意義を感じるようになる。ミステリでもありお仕事小説でもある作品です。 毎日ただ列車に乗り続ける、というのは一見楽なように思えますが。いざ列車の中でトラブルが起こればそれを処理し、困った人に手を貸す、というのは簡単そうに見えて案外とスキルが必要になりそうです。たまたま居合わせた見知らぬ人同士だからこそ起こってしまう事件もあり、はたまた個人間のトラブルに関与することがお節介だと受け取られたり。フィジカルもメンタルも鍛えられそう……! 数々の「事件」が起こるわけですが、これらはどれも実際に起こっていておかしくない気がしました。現実社会に身近な問題だと感じます。そして明美の恋人にまつわる事件もまた、昨今現実で起こっている犯罪のパターン。良くも悪くもリアリティ抜群。だからこそ、彼女たちの働きに励まされる気がしました。あってほしいな、この仕事。
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