自分の時間へ の商品レビュー
さまざまな人々との出会いと交わりを、日々の暮らしのなかで、自身の生活圏で、あるいは書物を通して遠い国や遠い過去の人々とも、著者が大切にしてきたことがよくわかる随筆集。従兄である立子山博恒との思い出の形で東京に暮らし始めたころのジャズとの出会いが語られる「立子山のこと」、本の内容...
さまざまな人々との出会いと交わりを、日々の暮らしのなかで、自身の生活圏で、あるいは書物を通して遠い国や遠い過去の人々とも、著者が大切にしてきたことがよくわかる随筆集。従兄である立子山博恒との思い出の形で東京に暮らし始めたころのジャズとの出会いが語られる「立子山のこと」、本の内容だけでなくモノとしての本が人の記憶に残すその力を語った「本のかたちのこと」と「本の色と本の服のこと」がとてもよかった。
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