いいえ私は幻の女 の商品レビュー
初読み作家さん。不思議なお店に訪れる客との連作短編集と思いきや、店の外での出合いだったり、タイトルどおりの幻の女だったり、思いがけないつながりで楽しめた。内容とは無関係だが、「♪いいえ私はさそり座のおんな」が頭から離れず困った。
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ほろ苦い読後感。 人間はみんな身勝手で、でもみんな一生懸命生きているんだよなあと思った。 もし本当に生涯に一度だけ、たった一つだけ記憶を消せるとしたら、自分なら何を消すのか・消さずに一生を終えるのか。 幸せの定義なんて自分にしか決められないのだから、どんな結果になろうと、自分で...
ほろ苦い読後感。 人間はみんな身勝手で、でもみんな一生懸命生きているんだよなあと思った。 もし本当に生涯に一度だけ、たった一つだけ記憶を消せるとしたら、自分なら何を消すのか・消さずに一生を終えるのか。 幸せの定義なんて自分にしか決められないのだから、どんな結果になろうと、自分で選んだものを肯定したいものです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
川越行きたくなりましたねー。 自分が川越で歩いてるかのような作品でした。 本のタイトルである、いいえ私は幻の女が特に気に入りました。 お姉ちゃんと両親は酷い人達だなと思いますが。 帯を見た時、タイムトラベルものコーヒーが冷めないうちにとかはよくあるやつだなと思いますが、過去に戻ってやり直したいではなくて、消したい記憶や無かったことにしたいの方が人間らしいというか、あなたを感動させますよ清廉潔白〜みたいなやつが苦手なのでつい買っちゃいました。 ただ、体操選手の話とかはいらなかったかな。 1回で30万というのも、主人公話してた通り、普通の人より稼いで勤務時間短いのは羨ましいというか、ボロ儲けやんってところが少し冷める。 本当に必要な人だけが訪れることができて、消した人の寿命が1年短くなるとか? 犯罪者の人の記憶もなくすとか、悪いことに使えすぎてそこも冷める。 なので星3。
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記憶を消せるカフェという斬新さと表紙の目を引く美しさに惹かれて購入。店や街並みの雰囲気がよく伝わる素敵な世界観だったけれど、もう少し家入さんの仕事について詳しく知りたかった……。 全体的に読み進めやすく、ジンとする物語だけれど、個人的には表題作の四章「いいえ私は幻の女」が特に好...
記憶を消せるカフェという斬新さと表紙の目を引く美しさに惹かれて購入。店や街並みの雰囲気がよく伝わる素敵な世界観だったけれど、もう少し家入さんの仕事について詳しく知りたかった……。 全体的に読み進めやすく、ジンとする物語だけれど、個人的には表題作の四章「いいえ私は幻の女」が特に好ましい。自分に劣等感を抱くひとりとして、切なくなるものがありました。
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