バーナビー まいごに なる! の商品レビュー
遺伝子組換えペットの「失敗作」たちの解放のお話「バーナバスのだいだっそう」の後日譚というオープニングです。バーナバスが逃げる時、チラリと見た「パーフェクト」なバーナビーが主人公。 パーフェクト・ペットといっても、命も気持ちもあるものです。でも、人間たちは、テレビで見る新手のキャラ...
遺伝子組換えペットの「失敗作」たちの解放のお話「バーナバスのだいだっそう」の後日譚というオープニングです。バーナバスが逃げる時、チラリと見た「パーフェクト」なバーナビーが主人公。 パーフェクト・ペットといっても、命も気持ちもあるものです。でも、人間たちは、テレビで見る新手のキャラクターにつられてしまう。 飼い主の女の子に飽きられて、散歩中に意識的に迷子になったバーナビーは、同じ運命に見舞われた仲間たちや公園のリスたちと暮らします。女の子はバーナビーを探し続けていて、ある日…。 可愛くて精緻な絵は、細部を見る楽しみがいっぱいです。ほら、懐かしい「バーナバス」の仲間たちが…。
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遺伝子操作で生まれたパーフェクトペットのバーナビーは、女の子に買われて幸せな時間を過ごします。ところが、新しい「レインボーバーナビー」が発売されると女の子は新しいペットを欲しがり、前ほどバーナビーと遊んでくれなくなりました。大好きだったがお散歩も、女の子の代わりにお父さんが連れて...
遺伝子操作で生まれたパーフェクトペットのバーナビーは、女の子に買われて幸せな時間を過ごします。ところが、新しい「レインボーバーナビー」が発売されると女の子は新しいペットを欲しがり、前ほどバーナビーと遊んでくれなくなりました。大好きだったがお散歩も、女の子の代わりにお父さんが連れて行ってくれるようになり、バーナビーは逃げ出します。ちょっと心配させてやろうと思っただけだったのですが……。 本当にこれで良かったのだろうか? という終わり方だった。ペットを飼うということがどういうことなのか、現実をよく捉えていると思う。今回は遺伝子操作されているということがそんなにクローズアップされておらず、遺伝子操作されていないペットにもかなり共通するお話だった。生き物を飼うということは、それだけ責任が伴うことであり、流行り廃りで命を軽く扱ってはいけないということがよくわかる1冊。
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前作は〈しっぱいさく〉のバーナバスが主人公、こちらの主役は〈かんぺき〉を誇るバーナビー。 女の子のお家で可愛がられて何不自由なく暮らす〈かんぺき〉なバーナビーに忍び寄る人気の移り変わりというおもちゃの過酷な宿命…。 後半の野良バーナビーに生きるたくましさを感じつつ、欲しくて欲しくて買ったおもちゃもいつしか飽きて、新しいおもちゃに目が移る子どもあるあるにちょっと申し訳なくなってしまうな。 9歳息子はちょこっと登場のバーナバスたちとうれしい再会。 母はバーナビーとリスのいじらしさに最後胸がギュッとなった。
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