世界恐慌とブロック経済 の商品レビュー
山川出版から出ているように、世界恐慌-第二次世界大戦前の約10年程度の期間、英米仏、枢軸国のブロック化とその背景、データと分析を示したもの。 貿易と通貨のブロックは重複はあるが必ずしも同じではなく特に金ホンイツ性を保ち続けたブロック(ベルギーフランスオランダスイス)は通貨のみのブ...
山川出版から出ているように、世界恐慌-第二次世界大戦前の約10年程度の期間、英米仏、枢軸国のブロック化とその背景、データと分析を示したもの。 貿易と通貨のブロックは重複はあるが必ずしも同じではなく特に金ホンイツ性を保ち続けたブロック(ベルギーフランスオランダスイス)は通貨のみのブロックで貿易面の取り決めはなかったので貿易の促進は見られず。 世界恐慌の対応としてブロック化が進んだが、枢軸国側はイデオロギー的な側面も強く、ドイツはアウタルキー(自給自足)と東方での生存圏獲という目的があり、大東亜共栄圏は満蒙が日本の生命線という意識でさらに南方へエネルギーを確保しに行った(がそれを補う補給路の確保が至らなかった)。こういった持たざる者の願望を戦略と取り違えてしまったことは経済的には厳しい状況に追い込まれることになる。
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第一次世界大戦を通じた変化: 自己調整的市場の後退 中心国の移行 戦債・賠償問題 正常化と相対的安定: 戦後インフレの終息 金本位制の再建 世界経済の相対的安定 恐慌の世界的波及: アメリカの大恐慌 ヨーロッパの銀行・通貨危機 多角的資金循環の瓦解 世界恐慌はなぜ起こったのか ブ...
第一次世界大戦を通じた変化: 自己調整的市場の後退 中心国の移行 戦債・賠償問題 正常化と相対的安定: 戦後インフレの終息 金本位制の再建 世界経済の相対的安定 恐慌の世界的波及: アメリカの大恐慌 ヨーロッパの銀行・通貨危機 多角的資金循環の瓦解 世界恐慌はなぜ起こったのか ブロック経済: スターリング・ブロック 金ブロック ナチスの広域経済圏 イタリア・ソ連 アメリカの通商政策 円ブロックと大東亜共栄圏 三国通貨協定から戦後構想へ 経済のブロック化から何を読み取るか: 通過or貿易 原因or結果 経済的対立・政治的判断
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