自民党の変質 の商品レビュー
知らなかった視点がたくさん出てくる。考え方の幅が拡がるいい本でした。「ダレスの恫喝」については、うろ覚えの孫崎さんの本の内容とは、すこし内容が違うように感じました。孫崎さんの本を読み直して比べてみようと思います。
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p32 ヘーゲル ミネルバのフクロウは夕闇にならないと飛び立ちません (智慧の化身であるミネルバのフクロウは、歴史が完成期に至った時、人間に真実を教えるために飛び立つ) p41 敵に攻められてきつくなった時には、逆に自ら戦線を拡大する これは政争における定石です。 自民党に裏...
p32 ヘーゲル ミネルバのフクロウは夕闇にならないと飛び立ちません (智慧の化身であるミネルバのフクロウは、歴史が完成期に至った時、人間に真実を教えるために飛び立つ) p41 敵に攻められてきつくなった時には、逆に自ら戦線を拡大する これは政争における定石です。 自民党に裏金議員がいるなら、野党にも汚れが議員がいる、と話を党紀委員会での処分に終わらせずに広げていく。一昔前の自民党なら実行したと思いますが、それができないし、その知恵も浮かばないのは自民党がよわっているからでしょう p71 1951 社会党の支持基盤は総評(日本労働組合総評議会)、自民党の支持基盤は財界 p76 複数領域を統治していないとエンペラー=皇帝にならない。日本にとって外部とはアイヌと沖縄 p129 有末清三 余力をみせつけた情報参謀 p160 吉野さんによれば、沖縄密約のポイントは、柏木・ジェーリック文書 p230 日本政府は防衛装備移転三原則の運用指針を緩めて、イギリス、イタリアと共同開発する次期戦闘機を第三国に輸出できるようにした。そのねらいはインドネシア 武器輸出のビジネスモデルはパソコンのプリンタに似ている メンテナンスで利益を確保する p232 2070年の日本の人口推計8700万人 そのうち外国人が10%
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佐藤氏の著作、特に国際政治関係はほぼほぼ読んでいるので、特に目新しさはない。小泉純一郎が総理総裁になってから、既に55年体制の自民党とは異なる政党になっているので、変質が政党単位から派閥単位にまでなっただけ。流動的な世の中の趨勢はミネルヴァのフクロウにしかわからんが、その中でも佐...
佐藤氏の著作、特に国際政治関係はほぼほぼ読んでいるので、特に目新しさはない。小泉純一郎が総理総裁になってから、既に55年体制の自民党とは異なる政党になっているので、変質が政党単位から派閥単位にまでなっただけ。流動的な世の中の趨勢はミネルヴァのフクロウにしかわからんが、その中でも佐藤氏の著作は数々のヒントを提示してくれるので今後も読み続けたい。
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