孤独への道は愛で敷き詰められている の商品レビュー
希死念慮や自責の念を抱える主人公の話。 その実言い訳がましさや、弱さが垣間見えるのも人間味があっていい。 何をやっても上手くいかない、というのを文にした感じ。 終始少し軽い。 度々家庭環境でこうなった、という文言が出るが、その言葉が出る回数に比べると、あまり深堀されて居ないよう...
希死念慮や自責の念を抱える主人公の話。 その実言い訳がましさや、弱さが垣間見えるのも人間味があっていい。 何をやっても上手くいかない、というのを文にした感じ。 終始少し軽い。 度々家庭環境でこうなった、という文言が出るが、その言葉が出る回数に比べると、あまり深堀されて居ないように感じる。 若干ぼやっとした印象のままだけど面白かった。 スラスラと読める
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前作「自分以外全員他人」の主人公である柳田 譲のモノローグが主体です。 本当にこんな人が存在するのか?というような 自分だけが良ければ、他はどうなろうと知った ことではない自分勝手な人間が多数出てきます。 その中で淡々と、冷静に他人を分析しながら生 きる柳田という主人公の未来...
前作「自分以外全員他人」の主人公である柳田 譲のモノローグが主体です。 本当にこんな人が存在するのか?というような 自分だけが良ければ、他はどうなろうと知った ことではない自分勝手な人間が多数出てきます。 その中で淡々と、冷静に他人を分析しながら生 きる柳田という主人公の未来はどうなってしま うのか。 孤独を愛するのはいいです。しかし自分に絶望 を抱いてはいけません。 この先も柳田から目が離せなくなりそうで、続 編を期待してしまう一冊です。
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苦しい なんて苦しいのだろう 本を閉じようと思いながら最後まで読んでしまった 語り手が生きているからだろうか
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太宰治賞受賞作「自分以外全員他人」の前日譚。 自分の中にある正しさと正しくありたい自分。小さい頃からの劣等感。卑屈になり過ぎ周りとも噛み合わず生きにくさから孤独に。苦しさを吐き出すことも悪になることも出来ず自分を愛せず愛が欲しくて愛で拗らせる。うーん、やっぱりお母さんがなぁ…。
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朝日新聞の書評欄で知って図書館。朝日新聞の書評って、なかなか読みたい本に当たることがないのに、久々。そして読んだ後は微妙。 こういう人、いるんだろうなと思う。すごく切ないし、じれったいし、もどかしいし。 「大切だったからこそ別れた」なんて昔の演歌のよう。 前知識も、後知識?もな...
朝日新聞の書評欄で知って図書館。朝日新聞の書評って、なかなか読みたい本に当たることがないのに、久々。そして読んだ後は微妙。 こういう人、いるんだろうなと思う。すごく切ないし、じれったいし、もどかしいし。 「大切だったからこそ別れた」なんて昔の演歌のよう。 前知識も、後知識?もないけど、これは私小説なのか? 読み終えて少し経ってから、ものすごい純粋な人だとじんわりきた。 p136 「人は変わらないよ。その人はその人として、死ぬまで生きていくだけだよ」 ~ 彼女の言うように、人は変わらない。変わったと思えたんだとしたら、それはそういう自分を演じているだけだ。勘違いしているだけだ。ちょっとしたきっかけでいつ元に戻るか分からない。 p151 「これからまた、好きな自分を作ればええやん」
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新作でとるやないかー! この柳田さんは、前作の柳田さんと同一人物という認識で良いのだろうか。そうだとすると過去のお話になる。 自意識と厭世にまみれた男の語りで、読んでいて共感もあれば軽蔑も(ちょっとだけ)する。軽蔑は同族嫌悪かもしれない。あと前作もそうだったけどこの人の本は小説...
新作でとるやないかー! この柳田さんは、前作の柳田さんと同一人物という認識で良いのだろうか。そうだとすると過去のお話になる。 自意識と厭世にまみれた男の語りで、読んでいて共感もあれば軽蔑も(ちょっとだけ)する。軽蔑は同族嫌悪かもしれない。あと前作もそうだったけどこの人の本は小説を読む気力がマイナス状態の時でも読めて、ありがてぇ。救いがない物語なのに自分には救いになる。文章がスルスル入ってくるのと、主人公の柳田が自分と同等かそれ以上に暗くて(笑)、人生を恐れているからだろうか。繊細さって、現実に何の役にも立たないし、それを盾にして過剰防衛(攻撃)してしまったりするよね。 玉絵ちゃんのキャラが結構強烈で、でもいそうだな〜こういう女性〜!というリアルさがあった。
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表紙で踊る文字に目がチカチカして、なんだか気になり手に取った。 主人公がすごくピュア。細かい、弱い、自分にも人にも厳しい。良い人だけれど困る人。 この人は生きてることがこわいんだな、と思う。
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面白いか、と言うと、面白い内容では無かった。 ただ、誰の心の中にも、こういう自分の一面はあるのではないかと思った。究極につきつめたら、こんな感じに自分もならななくも無い気がする。 本当に同じ思いで死にたい人がいたら、この本でも読んで、アホらしくて止めようと思えばいいなと思う。 結...
面白いか、と言うと、面白い内容では無かった。 ただ、誰の心の中にも、こういう自分の一面はあるのではないかと思った。究極につきつめたら、こんな感じに自分もならななくも無い気がする。 本当に同じ思いで死にたい人がいたら、この本でも読んで、アホらしくて止めようと思えばいいなと思う。 結局、マイルールに縛られて、どんどん苦しくなって破滅するだけ。仕事も辞めればいいし、他人に何かを期待するから裏切られるんだし、言わないから伝わらないんだし、あちこちに、回避ポイントあったのにな。
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わからない。 このアラフォーは一見すると何も間違ったことはしていない。 だけどいつの間にか逃げたようになっている。 俯瞰してみても気付けるものではないと思うので、自分はこうならないようになるべくいろんな人と関わりを持ちたいとおもった。 そして、いつの間にか逃げていることに少しでも...
わからない。 このアラフォーは一見すると何も間違ったことはしていない。 だけどいつの間にか逃げたようになっている。 俯瞰してみても気付けるものではないと思うので、自分はこうならないようになるべくいろんな人と関わりを持ちたいとおもった。 そして、いつの間にか逃げていることに少しでも早く気付けるようにしたい。 このアラフォーに今後救いがあるとしたらボランティアやカウンセリングのような、人を見れる活動で心から繋がれる他人と再度出会う事だろうか。 おもちろだった!
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壊れたパソコンであっても、このパソコンじゃなきゃと思って買うのが結婚であり、長く一緒にいた『好き』だと私は思う。 ありのままのダメな部分を変えていこうとする努力と思いがあれば、ありのままを好きになってほしいと思って良いんじゃないかな。 主人公に、友達でもいいから何でも話せる人が...
壊れたパソコンであっても、このパソコンじゃなきゃと思って買うのが結婚であり、長く一緒にいた『好き』だと私は思う。 ありのままのダメな部分を変えていこうとする努力と思いがあれば、ありのままを好きになってほしいと思って良いんじゃないかな。 主人公に、友達でもいいから何でも話せる人がいてほしい。 辛いのに一気に読んでしまった。
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