世界の本当の仕組み の商品レビュー
マクロで見たアンモニアの重要性はすごい。ハーバーボッシュがなければ世界の四割は死んじゃうとか。後半はまあ説教くさい上に自分で考えろみたいな感じなんでそこまで面白くはなかったけど、マクロの面白さはすげ感じたな。
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●エネルギーや食料、素材、環境などをテーマに、どのような仕組みで世界が成り立っているかを解説した本。 ●思っていた以上に、現代社会は化石燃料の依存度が高いのだなと思い知らされた。
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流言齟齬に惑わされず、正しいとされる数字をもとに世界を理解しましょうという啓蒙書。 炭素削減といっても、エネルギーだけでなく農業用窒素肥料やプラスチックの素材の作成にも大量の石油を使っているので、そう簡単に転換はできないということを数値ベースで説く。ベジタリアンの好きなトマトの生...
流言齟齬に惑わされず、正しいとされる数字をもとに世界を理解しましょうという啓蒙書。 炭素削減といっても、エネルギーだけでなく農業用窒素肥料やプラスチックの素材の作成にも大量の石油を使っているので、そう簡単に転換はできないということを数値ベースで説く。ベジタリアンの好きなトマトの生育は鶏肉よりも温室と肥料でエネルギーを使うそうな。チキン1kgでディーゼル燃料350ml相当、トマト1kgで加熱温室栽培だと500ml相当。トマトベジタリアンが環境にやさしいわけでもないみたい。現代文明を支える4本柱、窒素肥料・プラスチック・鋼鉄・セメント これらの製造を脱炭素で行うのはコスト的に当面は難しいことを無視してゼロエミッションを唱えてる人の多いこと! 最期の審判のアポカリプスとAIが人間を凌駕するシンギュラリティの両極端の未来の間で人類は今後も生き続けるだろう。量的予測は数多くでるが、人口の推移など必然に近いもの以外は眉につばをつけて聞く必要があるらしい
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大きく出たタイトルを、けれどしっかり描ききった名著。いやー、これだけの内容をキチンと裏付けしながら作り上げるのはすごいな。 巷で言われている未来予想図を、ファクトを元にバッサリ切っていく…というのが本書のベース。ただ本筋はそこではなく、仕組みを構成するための一番大事な(外せない)部分はどこか、というものだろう。 人間の進歩の歴史は、すなわちエネルギー変換の歴史であり 食料生産とは、すなわち化石燃料として計算することができ 現代社会の素材は、プラスチック/アンモニア/鋼鉄/セメントを抜きに語れず すべてのリスクは、死の可能性という尺度で画一化することができる。 概ね簡略化してしまったけど、全く異なる事象を比較する時にそれ以上簡略できない内容に落とし込むのは一種の(知識的)技術が必要になる。 そういった位置から世界を見ると、AIやムーアの法則というものは表面的な部分なので、世界の仕組みを知りたいならもっと本質を見なよ…ってことなんだろうなぁ。 あと個人的に納得がいったのは、人類の進歩は食料生産に割く数を少なくすることができたからという説かな。無農薬食品ってのはまぁ出来なくはないんだけど、コストが掛かりすぎてしまうんだな。本当にそれを実現するのなら、これからの進歩は捨てなくちゃならない、というジレンマ。 風力発電とかにも言えることだけど、現実に広がっていないということはそれなりに出来ない理由があるってこったな。 中身は真剣な学術書なんだけど、ちょっとタイトルが直球すぎるな…。いや、『世界の本当の仕組み』はまさしくその通りだが、一瞬軽いビジネス書かと錯誤してしまった。 ビル・ゲイツがオススメしてたから買ったけどね!ビル・ゲイツはホントに外れないなぁ。
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極論に惑わされないために、仕組み≒現状、現実をしっかりと理解せよ。 予測には仮定や前提を希望的、悲観的、ナラティブとして、でたらめに置かざるを得ない。相互に絡みあい、そして変動が常である複雑系を予想、予測することがどれほど現実離れしているか。過去の例をみればわかる。 ただし、過去...
極論に惑わされないために、仕組み≒現状、現実をしっかりと理解せよ。 予測には仮定や前提を希望的、悲観的、ナラティブとして、でたらめに置かざるを得ない。相互に絡みあい、そして変動が常である複雑系を予想、予測することがどれほど現実離れしているか。過去の例をみればわかる。 ただし、過去をみれば再び起こることに備えることはできる。 環境問題、パンデミックはこれにあたる。 現実に立脚し理解し、将来に備えよ
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現代社会の多くの人々がより高い生活水準を享受している反面、世の中の実情について皮相的な知識しかもっていないことが現代の世界の複雑化によるものであることが理由の1つであることを指摘する。 本書ではこの理解不足の改善のために人間の生存と繁栄を支配する基本的で主要な現実を説明する。 未...
現代社会の多くの人々がより高い生活水準を享受している反面、世の中の実情について皮相的な知識しかもっていないことが現代の世界の複雑化によるものであることが理由の1つであることを指摘する。 本書ではこの理解不足の改善のために人間の生存と繁栄を支配する基本的で主要な現実を説明する。 未来に対処していく上で過去、現実で蓄積された基礎を学ぶことの重要性を科学者として提言する。 第1章でエネルギー、第2章で食料生産における化石燃料の貢献、第3章で現代文明の繁栄を支える4本柱として、アンモニア、プラスティック、鋼鉄、セメントをあげる。 ここまではやや退屈な面も多かった。 第4章でグローバル化をエンジン、マイクロチップその先のモノから歴史的、国際的に理解する、第5章でウイルスから食生活、太陽フレアまでリスクについて考える、 第6章ではかけがいのない生物圏としての環境について地球温暖化を冷静に捉えて、徒にデータ偏重主義や希望的観測を戒める。 ここは著者の科学者としての冷静な視点がよくわかり読みやすい。 第7章アポカリプス(終末論者)とシンギュラリテイ(楽観主義)の極論に走ることなく未来を理解する。 この対立構造からの結論はわかりやすい。 科学者としてのリアリストとしてのスタンスが明確で、過去の予測やモデル提言が必ずしも現実化していないことの多くの証左を示し、予言や理解不足による行動(不作為も含め)を反省する。 特にコロナのパンデミックの教訓が鮮明。 急進的な脱炭素の動きに過剰に期待することよりも現実可能な地球温暖化を抑制していく漸進的な脱炭素の動きを勧めていると理解した。
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第1章から順に、エネルギー、食料、素材(セメント・鋼鉄・プラスチック・アンモニア)、グローバル化、リスク、などを論じる。結論やまとめがなくて、話題があちこちに飛ぶため中々頭の中に入って来ない。 過去数十年のCPUや携帯電話などの進化は目を見張るものがあるが、人間の生存に不可欠では...
第1章から順に、エネルギー、食料、素材(セメント・鋼鉄・プラスチック・アンモニア)、グローバル化、リスク、などを論じる。結論やまとめがなくて、話題があちこちに飛ぶため中々頭の中に入って来ない。 過去数十年のCPUや携帯電話などの進化は目を見張るものがあるが、人間の生存に不可欠ではない。人間が生きていくために必要なのは、安全な水の確保、作物の栽培、動物の飼育、原油の採掘など。電力のほとんどはいまだに蒸気タービンかガスタービンで生成されており、今後20-30年で生活の基礎は劇的には変わらないと予想されるし、おそらく化石燃料の消費はほぼ変わらないだろう。
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結局は、予言なんか信じるよりも自分で事実から予測するしかないし、その予測が当たる確率もばり少ないってこと。つまり、未来は分からない、ってことが分かる。分かっててもたどり着けないもんだよねぇ。
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事実をいかに知らないで、思い込みで議論をしているのか、思い知らされる。 特に、化石燃料がなければ食料も水も、そしてエネルギーも十分には手に入らないという事が重要だ。 地球温暖化の影響はどちらとも明確にはされていないが、あまり悲観的ではないようだ。しかし、このままで良いとは思えない...
事実をいかに知らないで、思い込みで議論をしているのか、思い知らされる。 特に、化石燃料がなければ食料も水も、そしてエネルギーも十分には手に入らないという事が重要だ。 地球温暖化の影響はどちらとも明確にはされていないが、あまり悲観的ではないようだ。しかし、このままで良いとは思えないし、手遅れになる前に手を打たないといけない事は確かだろう。 それにしても、このタイミングでトランプが大統領とは困ったものだ。
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レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12889281862.html
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