ビールは泡ごとググッと飲め の商品レビュー

アンソロジー(著者),早川茉莉(編者)

2024/11/14

ビールに関する著名人の随筆等を集めたアンソロジー。昭和初期のものから、割と最近のもの、老若男女問わず、お酒でもビールに限って集められたもので面白い。
興味のある人物のものだけピックアップして読んでみてもおもしろい。
編集した早川茉莉氏があとがきで、草野心平氏の「ビールは泡ごとググッと飲め」という一節が気に入っている、と書いている。確かになかなかリズミカルであり、爽快であり、力強ささえ感じさせる。日本人のビール感を、そしてこのアンソロジーのテーマを言い得て妙である。

2024/11/10

ビールに関する諸々を集めた一冊で作家、詩人、音楽家などから構成されるエッセイや詩など
昭和を感じさせる旧い作品が多かった印象

2024/11/03

雪舟えま先生のエッセイ？目当てに手に取りました。
ああ～～～～～～～ざっくばらんで自由なときの言葉遣いだ…。
ラブラブなようで、何より…。

2024/10/26

2024年発行、筑摩書房の単行本。63編。エッセー集。古い作品が多いのかと思ていたが、2000年以後の作品も多い。とはいえ古いものは古い。古いかどうかはたいていは名前で分かる。ちなみに私はビール（アルコール飲料も）はほぼ飲まない。

掲載作：田村セツコ、細馬宏通、山本精一、高山なおみ、高柳佐知子、小野邦彦、小山田徹、喜多尾道冬、田中小実昌、阿川佐和子、東海林さだお、伊丹十三、長田弘、嵐山光三郎、草野心平、萩原朔太郎、村上春樹、牧野信一、アーネスト・ヘミングウェイ 福田陸太郎訳、赤瀬川 原平、獅子文六、大道珠貴、小川糸、姫野カオルコ、夢枕獏、金子信雄、武田百合子、雪舟えま、石井好子、城夏子、大橋歩、山口瞳、池波正太郎、茨木のり子、田村隆一、小沢健二、氷室冴子、吉田健一、椎名誠、川本三郎、室生犀星、平松洋子、岩城宏之、加藤秀俊、向田邦子、

掲載作（続き）：吉田直哉、北大路魯山人、横光利一、中谷宇吉郎、森茉莉、中原中也、内田百間、土岐雄三、与那原恵、鈴木琢磨、瀧波ユカリ、火野葦平、幸田文、野坂昭如、沢野ひとし、渡辺祥子、高村光太郎、早川茉莉、

2024/10/22

中公文庫の午後三時にビールを、が結構硬めだったので警戒しながら。

プロローグに、森高千里さんの気分爽快の歌詞が！よかった。これなら飲みながら読めそうだ。

いい話もたくさんあったけど、与那原恵さん「明るいうちにのむなら蕎麦屋」が共感度ナンバーワン。

仕事が進まない日、正統派の店もいいけれど…

「キッパリと世を拒絶するのではなく、いうなれば、不安定な感じでグレたいんですね。となると〜」

となりに座ったおじさんも
「〜おれさあ、アル中気味って医者にいわれたんだよ、でも「気味」なんだよね、と。いいですね、あんまり反省していないところが。〜」